Wワークでヨガ講師の活動基盤をじっくり固め、フリーランスへ|伊藤ゆりさんの転身ストーリー

 Wワークでヨガ講師の活動基盤をじっくり固め、フリーランスへ|伊藤ゆりさんの転身ストーリー
Shoko Matsuhashi
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――では、営業マンから再度、現在のフリーランスのヨガインストラクターを目指したのですね? どのような経緯だったのでしょう?

「英会話学校で営業職として働いていた頃も、スクールの新規立ち上げを担当したり、年間MVPで表彰されたりと充実感はあったのですが、気付けば残業続きで仕事尽くしの毎日。もうすぐ30歳、ふとライフスタイルを見直したいと思うようになりました。好きなヨガを仕事にして経済的にも自立できる働き方を模索していたとき、「ヨガインストラクターの副業を認めてもらえる」という条件で、知人が紹介してくれたウエディング広告ディレクターの仕事に転職。そこで、ヨガインストラクターとディレクターのダブルワークの日々が始まりました。フリーのヨガインストラクターになるまでに何度か転職を経験し、今振り返ると変化に富んだ20代だったと思います」

伊藤ゆり
Photo by Shoko Matsuhashi

――営業職との「ダブルワーク」にはどんなメリットを感じましたか?

「一番のメリットは経済的な安定です。もしヨガ一本でスタートしたらお金の心配が先に立ち、キャパシティを超える数のクラスをこなして疲れてしまったり、自分がヨガプラクティスをする時間の余裕もなくなっていたかもしれません。そういう状況になるのを避けたかったので、ダブルワークを選びました。会社員としての収入があることで、焦らずにヨガの活動基盤を固めることができたと思います。徐々にヨガの比重が増え、ダブルワークのままではクラスの準備に十分な時間がかけられない、生徒さんと真摯に向き合えないと感じたタイミングで会社を辞め、ヨガ一本で働くことに決めました」

――ヨガ一本でやっていけると確信したブレイクポイントについて、ご自身ではどのように考えていますか?

「知人の紹介でランステーションでのランヨガの指導機会をいただいたのが転機でした。開催したヨガのWSが満員になり、そんな私の指導姿勢を評価していただいたようで、ラン経験がないにも関わらず声を掛けていただいたんです。それまでの転職の経験から学んだことでもありますが、目の前の仕事に誠実に取り組むことが、新たなご縁を生むと感じています。ランヨガは有難いことに初回から好評で『次回もぜひ』と声がかかり、2回目、3回目と繋がっていったんです。これが一つの強みとなり、その後の仕事に良い影響を与えてくれたように感じます。また、ヨガの人気イベント『TRUE NATURE』に出演するなど、次第に仕事の幅が広がっていきました」

伊藤ゆり
Photo by Shoko Matsuhashi

 

転身ストーリー
「ランヨガ」の分野で活躍を広げ、定期的にイベントやクラスを開催

――ジャンルの違う仕事で二度も年間MVPに輝いた経験は、ヨガインストラクターになっても役立っていますか?

「どんな仕事でもベースにあるのは『人の役に立ちたい』という思いです。会社では売上目標がありますが、お客様と接するときに意識するのは売上ではなく、ホスピタリティ。相手の要望に耳を傾け、共感し、最大限満足していただける提案をすることが数字となって現れるもの。インストラクターも生徒さんに対するポスピタリティが大事。ランヨガでランナー向けのヨガを教える一方、ベースには幅広い世代に向けてそれぞれに合ったヨガを伝えたいという目標があります。初心者や久しぶりにヨガをする人だって、気軽に通える間口の広いクラスを作ることも、私はホスピタリティだと思っています。心掛けているのは、“誰でもウエルカムな雰囲気作り”。目的やレベルの違いに合わせて一人ひとりに合ったアドバイスを送り、誰かに合わせるのではなく自分のペースで楽しめるクラスに。レッスンが終わると一人ひとりにお礼のメールを送り、『生徒さん』ではなく『○○さん』という一個人として接してきました。生徒さんに幸せになってほしいと思いヨガを教えているので、ちょっとした心使いを大切にしています。立場は『先生』ですが、相手が喜ぶことをするという意味では『サービス業』でもありますね。

イベントなどでコラボする企業に対しては、相手にとってプラスになる結果を考えて行動し、商品の魅力が際立つ演出を自ら考えたりすることも。役立っているのが、ウエディングと営業の現場でお客様の要望を形にしてきた臨機応変な提案力と企画力。効果的な提案をするには、まずブランドや商品の魅力を理解し、愛着がわくと実感のこもった心に響く発信ができると思います」

伊藤ゆり
Photo by Shoko Matsuhashi

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Text by Ai Kitabayashi



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