【先輩の選択】ミニマルで満ち足りた「生活発信者」であり続ける。池田園子さん39歳の自由な選択
パートナーともお互いの自由を共有して暮らす選択
ーー東京在住時代の池田さんの姿を拝見していましたが、住まいを移してどこにいても「自由を謳歌している」と感じられる筆頭の存在でした。
池田園子さん:20代からここまでの30代、今もこれまでも自由があると感じているし、その時々、それこそ「自由な選択」をしてきたという自信はありますね。

ーー中でも、パートナーとの関係や住み方が自由で、あたらしいと感じています。大阪の時と、京都に引っ越してからのリアルを、お伝えできる範囲で教えていただきたいのですが。
池田園子さん:大阪在住の頃はパートナーと同じマンションの別々の部屋に住み、夕食は一緒にとるなど、こまめに通うという形式をとっていました。
京都に引っ越してからの私たちは一軒家で一緒に暮らしてはいますが、具体的に間取りで言うならば、ふたり分のデスクを置いた仕事部屋があって、オンライン会議などがある場合は、時間制で相談して使うという方法をとっています。
そしてそれぞれの寝室があって、別々に寝ています。パートナーの方が夜は早く寝たい性格で、本当は私もパートナーのいい習慣(早めの睡眠習慣)に近づけていきたいなと思っているところです。
ーーひとつ屋根の下、一緒にいるとなると一般的に「同棲」と見えますが、それとは違うパートナーとの暮らしの呼び名が適切でしょうか。
池田園子さん:確かにそうですね。私たちの場合「一軒家でルームシェア」をしているというのが、わかりやすい表現かもしれません。
ーーこれから先の40代で「こんな生活をしたい」「こう変えていきたい」といった暮らしの理想は、どのくらいありますか。女性でいると特に住まい、叶えたい暮らしなど、いくつになっても夢や理想がふくらみ続けることもあると思ったのですが。
池田園子さん:暮らしの理想...考えてみたのですが、理想はこれまでも、その時々で叶えてきたと言えます。1人サイズの小さなキッチンが当たり前の暮らしを重ねてきたことで、広々としたキッチンで料理できる今の状態がハッピーで満たされていると言えます。
お金やモノについての欲張った考えもないんです。「衣食住」の中で、あえてお金を使いたいと思うものは食。厳密に言うなら「食と人とのつながり」にお金をかけたい、ですかね。「人」というのも、先ほどもお話ししたように5人未満の深くつながる人だけでいいと思っています。
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