肩こりは肩をほぐすだけじゃ治らない?骨盤と背骨を整えて肩こり改善!2ステップの腸腰筋ストレッチ


肩こりの原因は人それぞれ異なります。今回は、肩こりの意外な原因に着目!肩まわりをほぐすだけじゃ効かない…そんなあなたにおすすめのストレッチをご紹介。ターゲットは骨盤と背骨です。骨盤と背骨の位置を整え、姿勢の乱れを改善することで肩こりを楽にする、腸腰筋のストレッチです。
腸腰筋の役割
腸腰筋は上半身と下半身(背骨と大腿骨)を繋ぐ筋肉。わかりやすく言えば、体の奥を通り、背中から太ももの付け根にかけて斜めに伸びる筋肉です。
体の軸(体幹)を安定させ、姿勢を維持する大切な役割があります。

肩こりと腸腰筋の関係とは?
座っている時間が長く、普段から運動不足の人は、脚の付け根を動かす頻度が減るため、腸腰筋が固まりやすくなると言われています。
この筋肉が硬くなると股関節が詰まり、骨盤が前に傾いて反り腰に…。無意識にバランスをとろうとするため、背中にかかる負担が大きくなり、肩まわりの緊張に繋がるのです。
肩まわりだけを頑張ってほぐしても、肩こりが一向に改善されないのはこのためです。まずは、背骨の土台となる骨盤の位置を整えること、固まった腸腰筋を緩めることが大切なのです。
骨盤と背骨を整えて肩こり改善!2ステップの腸腰筋ストレッチ
骨盤や背骨の位置を整えて肩こり改善を目指す、2ステップで深める腸腰筋のストレッチです。深い呼吸と共に自分のペースで行いましょう。
やり方
1)左脚を前に出した片膝立ちになる。骨盤を立て、お腹を軽く引き込んで背骨を伸ばす

2)両手を重ねて左腿の上に置き、手で腿を押し下げて左脚をしっかり踏み込む。上体を引き上げたまま骨盤を前にスライドさせ、右の鼠径部(腸腰筋)を伸ばす(2~3呼吸キープ)

土台が安定し、バランスが取れていたらたら次のステップへ!
3)左手で左腿を押しながら右手をUP。左脚を踏み込みながら上体を斜め後ろに引き上げる。肩~肩甲骨を下し、余分な力を抜いてストレッチを深める(2~3呼吸キープ)

4)足を入れ替えて反対側も同様に行う
ポイント
お腹の力が抜けると腰が反りやすくなります。骨盤をしっかり立て、その上に背骨を積み上げるように、上体をしっかり引き上げることが大切です。
踏み込み時は、骨盤を立てた状態で前にスライドさせること。また、片手を引き上げる時は肩まわりの力を抜き、背中~肩まわりの緊張をほどきましょう。踏み込む力と伸びあがる力、両方を使ってストレッチを深めます。

膝に痛みがある場合は、タオルやブランケットなどを用意。膝を守りながら無理のない範囲で行いましょう。後ろに伸ばした足はつま先立ちでもOK!安定する形を選んでやってみてくださいね!
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