肩こり・腰痛・ぽっこりお腹・反り腰の原因は【股関節の硬さ】かも?不調を一気に撃退「股関節ほぐし」


腰が痛い、肩こりがひどい、お腹ぽっこり体型……そんなお悩みを感じている人は、「反り腰」になっているかもしれません。反り腰の原因となる、硬くなった股関節の前側の筋肉をほぐすストレッチをご紹介します。
反り腰と股関節の関係
股関節の前側には、「腸腰筋(ちょうようきん)」「大腿直筋(だいたいちょっきん)」などの筋肉が位置しています。これらの筋肉が硬くなって縮んでしまうと、骨盤が前に傾き「反り腰」になりやすくなります。

「腸腰筋」と「大腿直筋」の役割
・腸腰筋…上半身と下半身をつなぐ筋肉で、大腰筋・小腰筋・腸骨筋の3つの筋肉の総称。股関節の屈曲や外に回す際に作用します。腰を緩やかなS字に保ったり、体幹を安定させるなど、姿勢の維持にも関係する筋肉です。
・大腿直筋…大腿四頭筋を構成する筋肉のひとつで、股関節の屈曲や伸展、骨盤の前傾に作用する筋肉です。
反り腰から起こる身体の不調
反り腰は、骨盤が前に傾き、極度に腰が反ってしまう状態です。腰が反ってしまうことで、さまざまな身体の不調の原因となります。
・腰痛…腰が極端に反っているので、腰に負担がかかりやすいです。
・肩こりや首こり…腰から背中の筋肉が緊張するので、首や肩に負担がかかりやすいです。
・ぽっこりお腹…お腹に力が入りにくく、筋力が衰えて、お腹がぽっこりしていきます。

反り腰改善ストレッチ
硬くなった腸腰筋と大腿直筋をほぐして、反り腰を改善するストレッチです。
①床やベッドの上で座り、右ひざを立て、左ひざを後ろに折り曲げ、左かかとと左のお尻を近づけます。
②上半身を後ろに倒し、両ひじを床に下ろします。前ももの筋肉をしっかりと伸ばすために、骨盤を床に近づけましょう。首が痛い場合は、仰向けの状態から行なっても大丈夫です。

③呼吸をしながら、30秒間キープをします。反対側も同じように行いましょう。
④両ひざを曲げてかかととお尻に近づけます。呼吸をしながら、30秒間キープをします。腰が反らないように、骨盤を寝かせることを意識しましょう。

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