椅子に座って脚をパタパタ動かすだけ!股関節まわりの筋肉をほぐす〈腰痛改善〉簡単エクサ

 椅子に座って脚をパタパタ動かすだけ!股関節まわりの筋肉をほぐす〈腰痛改善〉簡単エクサ
Reiko Sudo
須藤玲子
須藤玲子
2024-12-17

今回は、腰のだるさや痛み、違和感をリセットするエクササイズのご紹介です。運動が苦手な人でも安心!椅子に座ったまま、腰痛の原因となる股関節をほぐす簡単なエクササイズです。腰痛改善はもちろん、ガチガチ股関節を柔らかくしたい人、つかれにくい体を目指す人にもおすすめです。体が硬く、床に座るのがつらいと感じる人でも無理なくチャレンジできますよ!

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股関節の硬さと腰痛の関係

「腰痛=腰に原因がある」と考えがちですが、実は、股関節の硬さからくるケースが意外と多いと言われています。なぜなら、股関節は何気ない日常の動きで常に使われる部分であり、硬くなると、無意識に他の部分で動きを補おうとするためです。歩く時など、腰に必要以上の負荷がかかり、その状態が続くことで違和感を覚えるように…。 具体的には、股関節の前側が硬くなると、骨盤が前に傾いて反り腰になります。また、股関節の後ろ側の硬さは、骨盤を後傾させて猫背に…。どちらのケースも腰痛の原因となるのです。

股関節をほぐすメリット

股関節をほぐして柔軟性を保つ効果は、腰痛の予防や改善だけではありません。その他の主なメリットを3つにまとめてみました。

1.冷え・むくみの改善

股関節まわりには、太い血管が多く存在します。動きがスムーズになると下半身の血流がよくなり、脚の冷えやむくみが改善されます。

2.太りにくく痩せやすい体になる

股関節周辺の筋肉がほぐれ、しっかり使うことができるようになると、体を動かすことが楽になります。運動のパフォーマンスが上がることで、代謝もUP!スタイルの維持やダイエットにも効果的です。

3.疲れにくい体・疲れが残りにくい体になる

股関節の動きがよくなると、骨盤が安定し、姿勢も綺麗に整います。日常の動きも楽になり、足腰に負担がかからなくなります。長く歩いても疲れにくくなるのはもちろん、疲れを溜めにくい体になります。

椅子に座って脚をパタパタ動かすだけ!股関節をほぐす腰痛改善エクサ

 今回は、椅子に座ってできる簡単な股関節ほぐしのご紹介です。股関節を動かすことで、脚の付け根やお尻、内腿など、硬くなりやすい部分をしっかりほぐします。股関節の柔軟性を高めながら、腰痛改善を目指しましょう!

やり方

1)背筋を伸ばし、膝を左右に開いて椅子に浅めに座る。

足幅を広めにして膝を開いて椅子に座った体勢
Photo by Reiko Sudo

2)左脚を横に伸ばす。

椅子に座り、左脚を横に出した体勢
Photo by Reiko Sudo

3)骨盤を安定させて背筋を伸ばしたまま、脚の付け根から回すようにして左脚を内側に倒す。足首の力を抜き、つま先を床に下す。

椅子に座り、左脚を横に出して股関節から脚を動かして内側に倒した体勢
Photo by Reiko Sudo

4)同様に、脚の付け根から回すように左脚を外側に倒す。

椅子に座り、左脚を横に出して股関節から脚を動かして外側に倒した体勢
Photo by Reiko Sudo

5)内側・外側に倒す動きを10回繰り返し、右側も同様に行う。

ポイント

軸足の膝が内側に入らないように注意。膝に負担がかからないように、つま先と膝の向きをそろえておきましょう。伸ばした方の脚を動かす時は、つま先やかかとからではなく、股関節から動かす意識を忘れずに!無理のない範囲で、できるだけ大きく動かしましょう。股関節が硬く、脚を横に伸ばすのが難しい場合は、斜め前でOK!それぞれの柔軟性に合わせ、無理なくできる範囲でチャレンジしてくださいね。

椅子に座り、左脚を斜め前の伸ばした体勢
Photo by Reiko Sudo

 

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AUTHOR

須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。



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椅子に座り、左脚を横に出した体勢
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