股関節のつまり感を解消すると腰も楽になる!腰痛予防・改善に効果的な寝たままストレッチ
「腰がだるい…」「慢性的な腰痛を改善したい…」今回は、そんなあなたにおすすめのストレッチのご紹介です。腰痛改善のポイントは、脚の付け根を伸ばし、股関節まわりをほぐすこと、股関節の詰まり感をスッキリさせることです。寝たまま簡単にできるので早速試してみませんか?
股関節の詰まり感とは?
股関節の詰まり感とは、歩いたり運動したりする時、股関節が引っかかるような感覚があること。運動不足や、同じ姿勢が続くことが原因で、可動域が狭くなり、股関節がスムーズに動かない状態のことです。そのような状態が続くと、日常の何気ない動きに影響が出てしまうことも…。
股関節の詰まり感がなくなると腰が楽になるのはなぜ?
股関節は上半身と下半身を繋ぐ大きな関節で、骨盤や姿勢の安定に関わっています。そして、周辺には太い血管やリンパ管、たくさんの筋肉があります。股関節が詰まった状態とは、言い換えれば、血液の流れやリンパの流れが悪くなった状態のこと。股関節周辺の筋肉の動きも制限され、下半身や腰まわりのだるさ、むくみ、痛みとなって症状が現れるのです。
逆に、股関節の詰まり感が解消されれば巡りの良い状態を維持できるようになります。股関節の動きに関わる筋肉の緊張が解けるため、体の動きもスムーズに!その結果、脚も腰も軽くなり、痛みの軽減に繋がるのです。
股関節のつまり感を解消!寝たままできる腰痛予防・改善ストレッチ
寝たまま、脚の付け根~股関節まわりにアプローチするストレッチです。余分な力を抜いて、リラックスしてやってみてくださいね!
やり方
1) 膝を立てた仰向けで寝る。
2) 右膝を胸に引き寄せ、左脚を伸ばす。体が傾かないように注意しながら左脚の付け根を伸ばす。呼吸と共に30秒~1分程度キープする。
3) 左脚の付け根を伸ばしたまま、右手でサポートしながら右膝を外側に開く。股関節を開き、右脚の付け根の内側を伸ばす。呼吸と共に30秒~1分程度キープする。
4) 脚を入れ替えて反対側も同様に行う。
ポイント
肩が力んだり違和感がある場合は、脛ではなく腿の裏側を抱えてみましょう。伸ばした方の脚の付け根が緩みやすくなり、楽にできるようになりますよ。
また、外側に膝を開く時は引っ張りすぎると体が傾きやすくなります。左右のお尻を重く根付かせ、骨盤を安定させて行いましょう。安定して深められる場合は、肘で膝を抱え、膝を脇の下に寄せながらじっくりストレッチします。股関節の詰まり感が解消されることで、徐々に腰のだるさや痛みが軽減されスッキリするはずです!ぜひご自身のペースで試してみてくださいね。
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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