【更年期女性の血行不良に】股関節を動かして骨盤まわりから全身の血流アップ!四つ這いストレッチ
更年期にさしかかるとホルモンバランスの影響などで血行が悪くなり、体の不調が起こりがちです。今回は、股関節を動かして骨盤まわりをほぐし、全身の血流を促進するためのストレッチをご紹介します。
更年期世代に血流が悪くなる主な理由
血流の悪さに悩む女性は多いかもしれません。特に更年期世代の女性は次のようなことが理由の一部として考えられます。
ホルモンバランスの変化
更年期に入ると、エストロゲンをはじめとする女性ホルモンの分泌が急激に減少します。エストロゲンには血管を拡張し、血液の流れをスムーズにする働きがあるため、このホルモンの減少は血管の収縮を引き起こし、結果として血行不良につながります。
筋力の低下
筋肉量は年齢とともに減っていきます。筋肉は血液を体全体に押し出すポンプの役割を果たしているので、筋肉量が減ると血液を効率的に循環させる力が弱まります。
運動不足
更年期にさしかかると、生活スタイルや体調の変化で、運動量が減ることがあります。筋力が低下している時期に運動量が減るため、筋力が衰えやすくなり、特に下半身の血流が悪くなりがちです。
血行不良から起こる不調
血行不良が続くと、以下のような不調が現れることがあります。
・むくみ(特に脚や足首)
・冷え
・疲労感の増加
・肩こりや腰痛
・肌の乾燥やくすみ
今回は股関節を動かして骨盤まわりの血流を良くするストレッチをご紹介します。
股関節の柔軟性が高まり、骨盤まわりの血流が良くなることで、むくみや冷え性の改善、疲労感の軽減に役立ちます。
骨盤から血行促進、四つ這いストレッチ
<やり方>
① 四つ這いの体勢から右足を右手の外側に踏み出す。右のつま先を外側に向け、膝とつま先が同じ方向を向くようにする。膝は足首の真上に。
② 体を前後に揺らし、膝が足首の前後にくるように、膝を曲げたり伸ばしたりを繰り返す。股関節まわりを少しずつほぐすように小さく動かす。
③ 右膝の位置をを足首の上に戻し、床についた左膝を少し後ろに下げ、お尻の位置を低くして右の股関節のストレッチを深める。数回ゆっくりと呼吸を繰り返してキープする。
④ 終わったら右膝を床について四つ這いに戻り、左脚でも同じように行う。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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