痩せたい4,50代におすすめ!痩せる「ブロッコリー」の食べ方|管理栄養士が解説

 痩せたい4,50代におすすめ!痩せる「ブロッコリー」の食べ方|管理栄養士が解説
Adobe Stock

40・50代になると、代謝の低下やホルモンバランスの変化により、若い頃と同じような生活をしていても体重が増えやすくなる傾向があります。そこでおすすめしたいのが、ダイエット食材としても注目されているブロッコリー。実は、ただ食べるだけではなく、食べ方の工夫でより効果的に取り入れることが可能です。 今回は、ブロッコリーがなぜ40・50代のダイエットにおすすめなのか、そして痩せるための効果的な食べ方について、管理栄養士の視点から詳しく解説します。

広告

ブロッコリーの栄養と効果

まずはじめになぜブロッコリーがおすすめなのか、ブロッコリーに含まれる栄養素と効果を挙げながら解説します。

カリウムがむくみを抑える

ブロッコリーには、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、むくみを防ぐ働きのあるカリウムが豊富に含まれています。年齢を重ねると血流や代謝が低下しやすく、むくみやすい体になりがちですが、カリウムをしっかり摂ることでスッキリとした体を目指せます。高血圧の予防対策としても取り入れたい食材です。

食物繊維で便秘解消

食物繊維も多く含まれているのがブロッコリーの魅力です。特に不溶性食物繊維が多く、腸を刺激して便通を促進します。便秘が続くとぽっこりお腹の原因にもなるため、ダイエット中は腸内環境を整えることも大切なポイントです。

食物繊維が豊富だと、食後の血糖値の急激な上昇を抑える働きも期待できます。

ビタミンB群が代謝を助ける

ビタミンB群は、糖質・脂質・たんぱく質の代謝をスムーズにおこなうために欠かせない栄養素です。ブロッコリーには、ビタミンB1・B2・B6などがバランスよく含まれています。代謝が落ちやすい40・50代こそ、ビタミンB群を意識して摂ることで、太りにくい体づくりをサポートしてくれます。

低カロリーで食べ応えがある

ブロッコリーは100gあたり37kcalと低カロリーです。加えて、噛みごたえがあり、満足感を得やすいのもダイエット中は嬉しいポイントですよね。「食事のボリュームを減らしたいけれど、しっかり食べたい」という方にもぴったりの食材です。

痩せるブロッコリーの食べ方

次に痩せるブロッコリーの食べ方をご紹介します。ダイエットにおすすめのブロッコリーですが、少しの工夫でよりダイエット効率の良い食べ方になります。

電子レンジで蒸す

ブロッコリーの栄養を逃さず、カロリーを抑えたいのであれば「レンジ蒸し」をしてみましょう。食べやすい大きさに切ったブロッコリーを耐熱容器に入れたら軽く水をふりかけてラップをし、600Wで約2〜3分加熱するだけです。茹でるよりもビタミンの流出を防げ、味も濃く、食感も良く仕上がります。

AdobeStock

芯まで食べる

捨てがちなブロッコリーの芯にも、実は栄養が多く含まれています。特に食物繊維が豊富で、整腸作用のさらなるアップが期待できます。皮を厚めにむいて薄切りにすれば、炒め物にも使いやすく、無駄なく栄養を取り入れることが可能です。

シンプルな味付け

せっかくヘルシーなブロッコリーでも、マヨネーズやドレッシングをたっぷりかけてしまうと、カロリーがアップしてしまいます。ダイエット中は、塩・こしょう・レモン汁・オリーブオイルなど、シンプルで素材の味を活かす味付けをしましょう。スパイスやハーブを使うのも、風味が増して食べ飽きません。AdobeStock

まとめ

ブロッコリーは、カリウム・食物繊維・ビタミンB群など、40・50代のダイエットに役立つ栄養素が豊富な食材です。さらに、調理や食べ方の工夫をすることで、より効率良く栄養を取り入れられます。

ぜひ、日々の食事にブロッコリーを上手に取り入れて、健康的で無理のないダイエットを目指してみてください。

 

参考:「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」-文部科学省

広告

photos by Adobe Stock

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

AdobeStock
AdobeStock