ヨガのある生活がより充実するために知っておきたい5つのこと
ヨガ出会い人生が変わったというハワイ在住のSun Yoga Hawaiiの創設者ミケーレ。ヨガをする上で大事にしたい5つのことを教えてくれた。
ヨガの旅は、変化を引き起こす素敵な旅です。この道に進むことを決めた人にさまざまな経験をもたらして、それが次々に展開していきます。誰もほかの人を変えることはできません。自分自身が癖や行動、思考パターンを変えて、その結果として人生の経験や結果を実際に変えようと思うか、そしていつ変えようと思うかにかかっているのです。
しかし、ヨガの旅を始めたのちに、ヨガの恩恵を実感して、勇気づけられたり圧倒されるとしたら、それは驚くべきことではないでしょうか!ヨガの5つの柱が、こうした恩恵を得る可能性を限りなく高めてくれます。
私のヨガの旅はホットヨガのレッスンで始まりました。アスリートでサッカー選手だった私は、汗をかきながら難しいポーズに挑戦するのが自分にとって申し分のない高負荷運動になることをすぐに実感しました。しかし、身体のレベルをはるかに超えて、生活のあらゆる面が次々と好転していくとは夢にも思いませんでした。
ヨガは毎日、私に人生を教えてくれました。また、最も深いレベルで自分が何者なのか気づかせてくれました。ヨガの練習をすると、自分自身に常に深く繋がっていたいという欲求が満たされました。練習をしないとどうしていいかわからなくなるほどでした。
自分の最もよい部分を引き出すにはどうしたらいいのでしょうか。そこに行き着くために何ができるのでしょうか。答えは継続的な練習です。私たちはあらゆることを理解した状態で生まれてくるわけではありません。絶えず練習する謙虚さが必要です。どうぞこの道を進み続けてください。できるだけ抵抗なく楽しい旅を続けるために何かできることがあるでしょうか。
私はさまざまな刺激を受けながらこの道を進み続け、インドのヒマラヤ山脈まで行き着き、シヴァナンダヨガ(スワミ・シヴァナンダ(1887年-1963年)の系統を継承するハタヨガの一流派)にどっぷり漬かってきました。そこでヨガの大家に師事した指導者から、バランスよく釣り合っている5つの柱を通じてヨガの恩恵を高める方法を学びました。
1. 適切な運動 — アーサナ
指導方針で何より重視されているのは、アーサナ(ポーズ)の定期的な練習です。体にさまざまなよい影響があり、アーサナを絶えず練習していると、細胞への血液と酸素の供給が増加して、関節、筋肉、靭帯、腱の動きが円滑になります。
多くの人が柔軟性を高めることがヨガの目指すものだと思っていますが、それはアーサナのもたらす恩恵のごく一部分にすぎません。アーサナを行っていると、体と心と感情の面で、想像をはるかに上回る自由を絶えず発見できます。これがアーサナが私たちに約束しているものです。
2. 適切な呼吸法 — プラーナヤーマ
プラーナ(かすかなエネルギー)を制御することは、心を自制することにつながります。プラーナヤーマ(このエネルギーを拡張させる方法)は、体の中でプラーナが最も端的に現れる肺を制御するところから始まります。肺を制御できるようになると、肺以外の場所に現れるプラーナをすべて制御できるようになります。病気でさえプラーナを調整することによって制御できます。
通常の呼吸ではほとんどプラーナを引き出すことができません。しかし、鼻から息を吸い込み、肺が広がって、横隔膜を働かせて吐く息を調整すると、呼吸はヨガの力強い呼吸になります。
ほとんどの人が生まれつき備わっている呼吸の潜在力をごく一部しか使っていません。自然界では呼吸が遅い動物ほど寿命が長いことがわかっています。意識的に深い呼吸をすると、人生の状況に(反応するのではなく)うまく対応できるようになります。
ゆっくり意識的に呼吸することによって、情動を司る大脳辺縁系と、分析の働きをする前頭前野のバランスをうまく取れるようになります
3. 適切なリラクゼーション — シャヴァーサナ
私たちの体は常に警戒した状態にあると、効果的に働かなくなります。仕事や生活習慣、娯楽、デジタルメディアの利用によって絶えず緊張が求められるために、多くの人がリラックスしにくくなっています。深いリラクゼーションは、ヨギに与えられる最高の自由のひとつです。
レッスンの終わりに(あるいはポーズとポーズの間に)肉体を静止させることを練習するチャンスがあります。それによって、心をリラックスさせることができるようになります。
自分の最もよい部分を引き出すにはどうしたらいいのでしょうか。そこに行き着くために何ができるのでしょうか。答えは継続的な練習です。私たちはあらゆることを理解した状態で生まれてくるわけではありません。毎日練習する謙虚さが必要です。どうぞこの道を進み続けてください。
心身のもつれをほぐすことによって、霊的なリラクゼーションを経験することさえできます。身を委ねきれたときに、緊張や心配は解消していくようです。
時間と空間を用意して十分にリラックスする練習をすると、心配、悲しみ、不安、怒りといった感情を自然に解放することができるようになります。シャヴァーサナを通じて得る深いリラクゼーションは、自分への最高の贈り物です。
4. 適切な食事
太陽は地球上のあらゆる生命のエネルギー源です。太陽は(食物連鎖の始まりにある)植物に栄養分を与え、その植物は草食動物によって食べられ、そして草食動物は肉食動物によって食べられます。太陽から直に栄養分を得ている食物連鎖の始まりの部分には、生命を活性化させる最も優れた性質が秘められています。ヨガ的に理想な食生活は、肥沃な土地で育ち遺伝子を組み換えていない材料を用いたラクトベジタリアン(乳製品を摂る菜食)です。動物の肉は「間接的な」栄養源であると考えられ、その栄養価は本質的に劣っています。
私たちに必要な栄養素は、タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、脂肪、繊維の5つに大別されます。果物、野菜、種子、ナッツ、穀類には、体が成長するのに欠かせない必須栄養素がもれなく含まれています。しかし、菜食主義者になることが現実的ではない場合は、加工食品の摂取をできるだけ少なくして、食品を賢く選択し、栄養価が失われないように過剰な調理を避けるようにしましょう。
毎日自分が口にする食品を意識して選択すること(つまり、自分自身と環境に対して愛と非暴力の精神で食品を選択すること)は、長生きにつながり、前向きな姿勢を保つのに役立ちます。
5. 前向きな思考と瞑想
典型的なヨガのレッスンでは、体を使って心を制御します。体を動かしたり、休ませたり、リラックスさせながら、繰り返し現れる心のパターンを観察してそれを超越するチャンスを心に与えます。めまぐるしく動き回る「モンキーマインド」に徐々に気づいていき、私たちが自分の考えを常に自覚しているわけではないことを理解します。心は過去と未来の考えにとらわれていることが多く、「今」を存分に生きていることは滅多にありません。
今に意識を集中させる練習を通じてこそ、否定的な思考パターンや否定的な感情を解放することができるようになります。何を考えるか、どう感じるか、人生で何を経験するかは自分で選択するものなのです。
ヨガによってそのことを悟り、心と体を解放し、エゴへの執着を断ち切ることができるようになります。意識的に呼吸をしながら、肉体を静止させ、思考パターンを自覚してそれに固執しないようにすると、自分の内側に意識を集中できるようになっていきます。
ヨガをしていると、自分は自分の肉体とは別物であり、心とも別物だということを理解し始めます。私たちは自己、つまり時空を超えた意識なのです。
内面に意識を向ける経験は、言葉で表現できない経験です。瞑想をしていると、考えが海の波のように浮かび上がっては沈んでいきます。しかし、この波の合間に、時間と空間が存在します。まさにそこで、私たちはほんとうの自己に出会うのです。
ミケーレ・サントス
Sun Yoga Hawaiiの創設者でありCEO。1998年からハワイに暮らし、ハワイをこよなく愛している。2002年からはヨガも実践している。ヨガの実践と「アロハスピリット」をもって生きることを通じて世界の役に立つという使命をもって、娘、妻、母親、友人として生きている。
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