40歳を過ぎた女性は【開脚のポーズ】に要注意!知っておきたい開脚ポーズのデメリットとは

 40歳を過ぎた女性は【開脚のポーズ】に要注意!知っておきたい開脚ポーズのデメリットとは
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井上敦子
井上敦子
2021-06-01
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開脚のポーズを練習する時に一番必要なのは

開脚を練習するのであれば、じっくり・じんわりと時間をかけて練習することが大切だとお伝えしましたが、もう一つ大切なことがあります。それは、『筋肉を同時に鍛えること』です。身体を動かすには安定性と可動性のバランスが大事。つまり、柔軟性に耐え得るだけの筋力が必要だということです。可動性(柔軟性)だけを高めれば安定性が保ちにくくなり、ケガに繋がる場合があります。それを防ぐには、柔軟と筋トレを一緒に行うことが大事!なのです。

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大人の女性が開脚ポーズを練習するときに大事なのは、柔軟と筋トレを一緒に行うこと! photo by Adobe Stock

これは私の体験談なのですが、40代に入ったあたりから股関節周りの不具合が増えました。私はストレッチや股関節を伸ばすヨガポーズを今までたくさん行ってきているので、一般的な人よりも柔軟性があります。40歳を過ぎて関節を支える筋力が低下していることに気が付かず、以前と同じように開脚のポーズを行ってしまい、それが股関節に不具合に繋がってしまったのです。そのため今は、筋力を鍛えることに力を入れています。

具体的に股関節守る筋肉とは、内もも・外もも・前もも等もも周りの筋肉、お尻の筋肉などです。ヨガのポーズが筋力アップに役立つことも多く、股関節を守る筋力は『腰上げのポーズ』や『椅子のポーズ』などで鍛えることが出来ます。開脚のポーズを練習するのであれば『柔軟性と筋力を同時に上げる』ことを意識していきましょう。大人の女性であれば特に、衰えがちな筋力のアップは欠かせません。

 

股関節に限らず身体に必要なのは、バランスです。見た目の美しさにこだわり過ぎず、柔軟性に執着せず、自分にとってのベストバランスを見つけていく。私は日々ヨガの練習の中で、年齢を重ねるとよりバランスが大事になると痛感しています。柔らかさだけでもバランスが悪いし、強いだけでもバランスを保てない。この先健康な身体を保っていくために、またヨガをされる人であれば今後も心地よくヨガを続けていくために、ぜひご自分にとってのベストバランスを見つけていって下さいね。

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井上敦子

井上敦子

15年間の会社員生活を経てヨガ講師に転身。不眠症をヨガで克服した経験を持つ。リラックスが苦手だった経験から、ヨガニードラを通じてリラックスの本質を伝えるクラスを展開。週に8本のヨガニードラのレギュラークラスを持つ他、指導者養成講座やコラム執筆等ヨガニードラの普及に努めている。



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