【40代「おしも」の悩みの解決策】腟のかゆみ、乾燥、頻尿、尿もれ、性交痛の正しいケアとは?

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【40代「おしも」の悩みの解決策】腟のかゆみ、乾燥、頻尿、尿もれ、性交痛の正しいケアとは?

増田美加
増田美加
2021-05-07

“健やかで美しい体と心”を手に入れるための最新情報を女性医療ジャーナリストの増田美加がお届けします。おしも(デリケートゾーン)の機能は、衰えます。加齢だけでなく、運動不足、妊娠・出産も要因になります。特に40代からは、かゆみ、乾燥、頻尿、尿もれ、性交痛が起こりやすくなるだけでなく、全身のさまざまなトラブルの原因につながっていきます。いつまでも美しく、快適に生きるには、おしもはケアすべき重要な場所。そのメカニズムと対策をお伝えします。

「おしもケア」は、健やかな人生を送るために重要です!

おしも(デリケートゾーン)のことを語るのに忘れてはならないのが、骨盤底です。骨盤底は、骨盤のいちばん底にあって、子宮や下半身の臓器を支える骨盤底筋やじん帯・筋膜で構成されているプレートのこと。骨盤底にある筋肉のことを骨盤底筋と言います。骨盤底筋は、恥骨から左右の坐骨結節、尾骨の間に張っています。

イラストAC
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坐骨結節は、意識しづらい場所だと思います。坐骨結節を確認するには、椅子に座って、てのひらを上にして、お尻の下に置いてみてくささい。すると、手の指が触れる、硬い骨の出っ張りの部分があると思います。それが、坐骨結節です。坐骨結節は、左右のお尻にひとつずつ、合計2つあります。

恥骨から、2つの坐骨結節、尾骨の間に張っているのが骨盤底筋です。まずは、この骨盤底筋を鍛えて、衰えさせないことが大切です。骨盤底筋は、肛門や腟を意識して「締める→緩める」を繰り返すことで、鍛えることができます。

骨盤底筋が衰えると、下っ腹が出て、頻尿、尿もれも! 骨盤底筋が衰えると、どうなるのでしょうか? まず、骨盤が歪み、下っ腹がポッコリ出るなど、ボディラインが崩れてきます。

加えて、腟のゆるみ、腟の萎縮、頻尿、尿もれ、下腹部痛、性交痛、骨盤臓器脱(子宮脱)などを起こす危険が高まります。それによって、うつ病のリスクも高まると言われていて、女性のQOL(生活の質)を著しく低下させてしまうのです。

骨盤底筋のもうひとつの役割は、排泄のコントロールです。骨盤底筋は、便意や尿意があるとゆるみ、排泄を促します。ところが過剰な負荷がかかり、骨盤底筋を締める力が低下すると、頻尿や尿もれの原因になります。

さらに、骨盤底筋は、骨盤の底にあって、恥骨、坐骨結節、尾骨の間に張っている筋肉ですから、骨盤内の臓器である、膀胱や子宮、直腸を支える役割があります。

ですから、骨盤臓器脱といって、腟から子宮が出てきてしまう子宮脱や膀胱が出てしまう膀胱瘤、直腸が出てしまう直腸瘤の原因にもなるのです。腟から子宮が出てきてしまう様子は、実際に見ると、おまたからマンゴーがぶら下がっているようです。

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増田美加

増田美加

増田美加・女性医療ジャーナリスト。予防医療の視点から女性のヘルスケア、エイジングケアの執筆、講演を行う。乳がんサバイバーでもあり、さまざまながん啓発活動を展開。著書に『医者に手抜きされて死なないための 患者力』(講談社)、『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)ほか多数。NPO法人みんなの漢方理事長。NPO法人乳がん画像診断ネットワーク副理事長。NPO法人女性医療ネットワーク理事。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会会員。 新刊『もう我慢しない! おしもの悩み 40代からの女の選択』(オークラ出版)が話題。 もう我慢しない! おしもの悩み 40代からの女の選択 | 増田美加 |本 | 通販 | Amazon

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