大人の女性にNGなヨガって?「40代からのヨガ」注意すべきこと3つ

 大人の女性にNGなヨガって?「40代からのヨガ」注意すべきこと3つ
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井上敦子
井上敦子
2021-01-28
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②お休みのポーズをしよう・リラックスポーズも積極的に

ヨガが終わったあと『ぐったりと疲れてしまった』ということがないように、動き過ぎは禁物。それと同時に大切なことは、ヨガの練習中に高まったエネルギーを逃さないことです。ヨガクラスの最後に行うシャヴァーサナ(仰向けになってリラックスするポーズ)は、動きによって高まったエネルギーを身体に留まらせ、巡らせる目的のあるポーズです。動いた後すぐにきちんと休むことで、リラックスするだけでなくエネルギーチャージが出来るのですね!

お休みのポーズだけでなくリラックスのポーズも同様に、積極的に行っていきましょう。リラックスのポーズで筋肉が緩むことによって、免疫力を高めたり自律神経のバランスを整えたりすることが出来ます。これは40代以上の女性には嬉しい効果ですよね!更年期の症状であるイライラや、精神的に不安定な状態にも効果があるといわれています。ぜひ積極的にリラックスポーズを行って下さいね。

③ 関節に注意!動かし過ぎず、きちんと動かす

クラスに参加される40代・50代の人を見ていると、年齢を重ねるごとに関節に不具合が出てくることが多いようです。肩の関節、股関節、膝などの関節は練習方法を誤ると痛めやすい箇所でもあります。ポーズによっては関節に負担がかかる場合があるので、注意が必要です。特に筋力が弱まってくると関節への負担が大きくなります。出来るだけ筋力を維持することが関節への負担を軽減してくれるので、筋肉を保てるようなポーズも入れていくとよいでしょう。過度に負荷があるようなポーズは避けて(いきなり開脚前屈!なども危険です…)、新しいポーズを練習するときには関節に負担をかけないように注意しながら行いましょう。

また、きちんと関節を動かしていくことも大切です!関節は、動かさないと硬くなっていきます。関節の可動域を狭めないためにも、適度に関節を動かしていきましょう。40歳を過ぎたら身体に過度な負荷をかけないように注意しながら、それでいて甘やかさないという微妙なバランス感覚が必要なように思います。

40 代・50代は、心身の変化が起こることが普通の年代なのではないでしょうか。カラダの機能を調整しているホルモン分泌が変化しているということは、身体も心も変化をして当然です。それを我慢しようとしたり、止めたいと願うほうが不自然なことです。

年齢ともに移り変わる身体とどう付き合っていくか。ヨガの練習を正しく行うことが出来れば、変化を受け入れながらより快適な方向に身体が向かっていくはずです。年齢と共にヨガの練習の仕方も変化させていくことが、ヨガの恩恵を最大限に受けるカギだと感じています。

ライター/井上敦子
20代前半、心身のバランスを崩していた時期にヨガに出会い、不眠症をヨガで克服した経験を持つ。30代半ばに勤めていた大手企業を退社し、ヨガ講師に転身。現在は、『眠りのヨガ』と呼ばれるヨガニードラを、古典的な手法に加え最先端の欧米の手法も深く学びながらクラスを展開している。15年間の会社員生活の経験から、現代人の抱えやすいストレスをリリースするクラスを得意とし、導者養成講座・コラム執筆・アプリ監修・海外リトリート主催など幅広く活動中。Instagram:@yoga_atsuko.inoue

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