がん治療の副作用を緩和?米国注目の「乳がんサバイバーのためのヨガ」

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がん治療の副作用を緩和?米国注目の「乳がんサバイバーのためのヨガ」

乳がんと闘う女性たちのために、ヨガは治療の副作用を和らげ、自分は完全で何も失っていないと思える力を与えてくれる。この記事ではがんサバイバー兼ヨガインストラクター、デブラ・カンパーニャ氏の経験や医学博士の見解をもとに、ヨガががんに与える影響と具体的なポーズを解説する。

がん治療にヨガがもたらすもの

悪いことが起こる前触れは、一人でいるときにやってくることがある。マンモグラフィー検査の数日後、携帯電話のディスプレイに医者の番号が表示された。まず感じるのは恐れだ。一瞬で恐怖にのみ込まれ、訳がわからなくなる。やがて、恐れる対象が何度も聞いたあの名前の持ち主だと気づく。乳がんだ。多くの女性が克服しているし、できなかった女性たちもいる。見つかった胸のしこりががんと確定されたら、心身が削られるような治療に何カ月も立ち向かわなければならない。食欲も活力も髪も失い、魂を宿している自分の体も安全と思えなくなるかもしれない。そんなときにヨガを始めるなんて無茶な話かもしれない。

だがコネチカット州ハートフォードで病院長をしていたデブラ・カンパーニャは、まさにそれを実行した。2000年のバレンタインデーに、彼女は医師から、1週間前に見つかった左胸のしこりはがんだと告げられた。腫瘍は大きく進行が速かったため、西洋医学の中でも最も強烈な治療プランが必要だった。化学療法と放射線療法と外科手術だ(残念ながら、カンパーニャは自動車事故で2010年に他界した)。

当時50歳だったカンパーニャは、週に5回ジムで鍛えていた。もう通えなくなると思ったとき、「クンダリーニヨガの、プライベートレッスンのチラシを見つけたの。すぐに申し込んだわ」。彼女はヨガの経験はなかったが、治療の間も続けられるようなトレーニングを探していたからだ。それから1年、彼女は週1回のペースでヨガを練習することができた。

カンパーニャは化学療法の前に2回の手術を受けた。1回目の手術では腫瘍と転移があるリンパ節を切除し、2回目は最初の手術で取りきれなかったがん細胞を取り除いた。そして4月の初めには8回の化学療法に耐え抜き、放射線治療も30回受けた。それと並行して、CTやPET検査、生体検査、ほかにも数えきれないほどの検査や治療相談、投薬治療と闘った。「とにかく怖かった」とカンパーニャは語った。「自分が生き残れるかまったくわからなかった」

story by Katherine Griffin
asana photos by David Martinez
model by Robin Hall
styling by Lyn Heineken
hair&make-up by Miles Berdache
translation by Sachiko Matsunami
yoga Journal日本版Vol.66掲載

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