女医に聞く!ムレやすい「夏のデリケートゾーン」の正しいケア方法
「夏に気になるおりものの匂い」とケア方法は?
汗とともに、夏はおりもののにおいも気になりますね。おりもののケア方法についても教えていただきました。
「腸内細菌と膣内の菌のバランスがくずれることにより、おりもののにおいも変化します。また、加齢に伴って自浄作用が低下すると、においがより気になってきます。そんな自浄作用を助けてくれるのが乳酸です。膣内に入れることで、においの改善につながります。腸が乳酸菌で整うのと同じで、環境が整うことで、においが改善されます。膣内用の「インクリア」など、自分で手軽に使えるものを活用するといいと思いますよ」(吉田先生)
また、膣内環境は、デリケートゾーンと違って乾燥させるのではなく、潤いが大切。吉田先生のクリニックでは、デリケートゾーンに潤いを与えるケアジェルの「パリリス」も取り扱っています。ニンニク根エッセンスをはじめとした18種類の食べられる植物エキスを配合しているので、言わば「膣の美容液」です。天然由来の美容成分で清潔に保湿してくれるそう。「実際に食べても大丈夫な成分でできているので、膣の粘膜から吸収されても安心です」とのこと。体内に入るものだけに、食べられるほどナチュラルというのは、うれしいですね。
「内側は潤いが大切で外側は乾かすことが大切。相反するお手入れが必要な部分がこれだけ接近しているのは身体の中で、ほかにはないと思います。潤いをキープするために、パリリスは、週2回くらい使うのが理想です。気になる方は、まず手軽にできるホームケアから始めてみてくださいね」(吉田先生)
膣内のケアが手軽にできるアイテムがあるのは助かりますね。これなら使い方が簡単なので、すぐにケアを始められそうです。
教えてくれたのは…渋谷スキンクリニック院長 吉田貴子先生
帝京大学医学部卒業後、付属病院皮膚科学教室に勤務。都内クリニックの院長などを務めた後、2004年、皮膚科と美容皮膚科から渋谷スキンクリニックを始める。美容と健康のことをなんでも相談できるかかりつけ医の必要性を感じ、メディカルエステ、鍼灸、加圧トレーニング、美容婦人科等さまざまな分野を取り入れ、美容と健康のトータルサポートを行っている。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く