女医に聞く!ムレやすい「夏のデリケートゾーン」の正しいケア方法
汗ばむ季節は、かゆみなどの不快な症状が出ることも多いデリケートゾーン。ムレてかゆみが出ると、寝ている間に知らず知らずのうちにかいてしまい、かゆみが痛みに変わるほどの症状の人も意外に多いのだとか。夏のデリケートゾーン、どのようにケアすればいいか、膣ケアなど「美容婦人科外来」治療を行う、渋谷スキンクリニック院長の吉田貴子先生に教えていただきました。
「夏のデリケートゾーンのかゆみ」原因とケア方法は?
「デリケートゾーンは、汗をたくさんかく夏にトラブルが増えますが、1年中ムレやすい状態になっていることを忘れてはいけません。それは、下着を常につけているからです。また、かゆみの原因は、雑菌の繁殖です。どうしても、湿気がこもりやすく雑菌が繁殖しやすくなります。かゆくなると、起きている間はいいですが、寝てしまうと無意識にかいてしまう人が多く、デリケートゾーンを傷つけてしまい、痛くなるという場合が多いですね。日中、下着をつけないというのは現実的ではありませんが、寝るときに健康のためと下着をつけない人がいますが、ムレにくくなるのでおすすめですよ」(吉田先生)
下着で締め付ける以外に、ムレ防止になるので、習慣にできるかどうかは個人差があるとしても、健康のためにはよさそうですね。でも、やはり「下着ははいて眠りたい!」という人は、お風呂上がりのひと手間で改善できる方法もあります。
「お風呂上りにドライヤーを使ってデリケートゾーンを乾かすのがおすすめです。髪の毛は乾かすのに、お風呂上りにすぐに下着をつけてしまう人が多いですよね。髪の毛と同じ流れで、デリケートゾーンも乾かした方がいいんです。している姿は変なのですが、ドライヤーなら、わざわざ準備する必要もないですし、髪を乾かしたついでに熱すぎない温風に設定してしっかり乾かしてください。このひと手間で、全然違います。お風呂上りが一番ムレやすいので、このときに徹底して乾かしましょう」(吉田先生)
お風呂上がりのひと手間。これなら、手軽に続けられそうですね。また、かゆみの原因は雑菌ということで、菌を抑える硫黄成分が配合された石けんを使うのもおすすめだそう。デリケートゾーン用というわけではありませんが、ニキビ肌やオイリー肌用の石けんで、硫黄が不要な菌を抑えてくれます。菌の繁殖を抑え、しっかり乾かすのが、ムレやすいデリケートゾーンの基本のようです。
吉田先生おすすめの石けん&リキッドソープ
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く