女医に聞く!将来「膣の老化」が進んで筋力が落ちるとどうなるの?

Kenji Yamada

女医に聞く!将来「膣の老化」が進んで筋力が落ちるとどうなるの?

お肌やボディラインが加齢により変化するのは目に見え、ケアを始めなければと気づくことができますが、膣の老化は自分で気づきにくいだけに、いつごろから老化が始まり、どのような変化が起こっているのかわかりにくいものです。どのような変化が起こるのか、また今からできるケアについて、膣ケアなど「美容婦人科外来」治療を行う、渋谷スキンクリニック院長の吉田貴子先生に教えていただきました。

膣の老化って? 海外では「膣の締まりを戻すサロン」に行くのが一般的!?

「加齢に伴いお肌がたるむのと同じように、膣内の粘膜もたるんでしまいます。こうした膣の変化はすべての女性に起こります。中でも気をつけたいのが、子宮脱。子宮だけでなく、膀胱、直腸など、臓器全体が下がってきます。臓器脱というとわかりやすいでしょうか。これらの臓器を支えている筋肉やじん帯が加齢とともにゆるんでしまい、骨盤の中から膣に下がってきます。重い荷物をいつも持っていたり、肥満体系だったりすると腹圧がかかりやすく、臓器脱になりやすいともいわれています。膣を鍛えていないと、個人差はありますが、ほぼすべての女性の子宮は下がってしまうのです。進行すると違和感があるだけでなく、便秘や尿がすっきり出ないなどの症状が出て、日常生活に影響するので早めに気づけるといいですね」(吉田先生)

次に、気を付けたいのが産後のケア。これは、産後の尿漏れなどの症状が現れることで実感する女性も多いのではないでしょうか。

「通常分娩とも呼ばれている膣から出産する場合、膣内が広がり、のびきった状態になります。出産後、徐々に戻るとはいえ、一度のびているため、完全に同じ状態に戻ることはありません。出産後の膣ケアは、なるべく早く行ったほうが効果的です。私の知人は、もう20年くらい前ですが、出産後、のびた状態をすぐに縫い縮めてもらっていましたよ。これは、その後の性生活のためなどライフスタイルによりますが、海外では、出産後は、膣の締まりを戻すレーザー治療などを行うサロンに行くのが普通になってきています。当院でも「イン・シェイプ レーザー」という膣壁に微細な傷を付けることで、膣粘膜が引き締められ粘膜表面のゆるみが改善するレーザー治療を行っています。高齢出産の方が増えていますので、産後の膣ケアの重要性が見直され、日本でもこうしたケアがもっと注目されるといいですね」(吉田先生)

膣 老化 防止 吉田貴子
photo by Kenji Yamada

では、レーザー治療やサロンでのケアのほかに、日常でどのような対策ができるのでしょうか? 予防方法を教えていただきました。

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text by Yuri Hayashi

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