LIFESTYLE
「命の現場を経て、自分を大切にするヨガを伝えたい」|平野夕貴さんの転身ストーリー
広告
――心のバランスを崩し、リハビリのような感覚でヨガを始めたのですか?
ヨガを始めたのは学生時代です。でも多忙で遠ざかり、再開したのはうつ病がきっかけでした。当時は、仕事の前日になるとストレスで過呼吸になり、一睡もできずフラフラになって仕事に行くような状態。それが自分を労わるヨガのおかげで心に余裕が生まれ、ありのままの自分を受け入れられた。段々と仕事が楽しく感じられるようになり、通院と服薬を半年で断つことができたのもヨガのおかげ。私を救ってくれたヨガを本格的に学びたい。そう思い立ち看護師をしながら指導者養成コースに通い始めました。夜勤明けの休日などを利用して講義を受け、大変でしたが新しい知識を得るのが楽しくて充実していました。
――何をきっかけに大学病院を辞めて、ヨガ講師に転身したのですか?
NICUは、とにかくすさまじい忙しさでした。患者さんとじっくり向き合うのが難しい状況にフラストレーションが溜まり1年で退職へ。休息期間を取り看護師以外の道も考えましたが、大学病院時代の同期が頑張っている姿に刺激を受け、もう一度看護師に挑戦しようと思ったんです。同時に、心を壊した時期にヨガによって救われた経験から、ヨガの魅力をもっと伝えたくもありました。それに、スクールでお世話になった先生たちの眩しいほどの笑顔が忘れられなかった。それが緊迫した医療現場とあまりに対照的で、私も笑って仕事がしたいと思ったんです。ヨガを教えたい、看護師に再挑戦したい。両方の思いからWワークを選び、小児科のクリニックで看護師として復帰し、その傍らヨガ講師としても活動を始めました。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
広告
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く