夜めかぶを食べるだけ!みるみる痩せ体質に変わる「めかぶ」の食べ方|管理栄養士が解説
ダイエットや腸活を意識する中で「夜は何を食べたらいいのかわからない」「軽く済ませたいけれど、空腹も気になる」と感じる方は少なくありません。特に夜は、食べる内容によって翌朝の体調につながりやすい時間帯です。 そんな夜に取り入れやすい食材のひとつが「めかぶ」です。低カロリーでありながら、食物繊維やミネラルを含み、腸内環境を整えるサポートが期待できます。 今回は、なぜ夜にめかぶを食べると腸が整いやすいのかを解説しながら、痩せ体質づくりにつながる取り入れ方のポイントをご紹介します。無理なく続けられる夜習慣のヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ夜にめかぶを食べると痩せ体質に近づくの?
めかぶには、フコイダンやアルギン酸といった食物繊維が含まれています。これらの食物繊維は腸内で水分を含んでゲル状になり、便の水分量を増やして排出をスムーズにする働きがあります。また、善玉菌の数を増やして腸内細菌のバランスを良好に保つ働きもあります。
腸は夜間から朝にかけて活発に動きます。睡眠中に腸内環境が整えられるため、夜の食事でめかぶを取り入れることで、腸内環境を効率良く整え、翌朝の排便リズムが整いやすくなります。腸内環境の改善は便秘の予防以外にも、代謝アップや血糖値の上昇を抑えるなど、痩せ体質づくりのサポートにもつながります。
夜めかぶを取り入れるメリット3選
次に、夜めかぶが痩せ体質づくりに役立つ理由を、具体的なメリットごとに解説します。
夜の腸内環境を整え、翌朝の排出をサポート
めかぶに含まれる水溶性食物繊維は、腸内で便をやわらかくする働きがあります。夜に食べることで寝ている間に腸内で作用し、翌朝のスムーズな排出を助けます。
また、善玉菌のエサとなって増殖をサポートし、腸内環境を整えます。腸内環境が整うと代謝アップにつながるため、太りにくく痩せやすい体質づくりが期待できます。

血糖値の上昇をゆるやかにし、夜の食べ過ぎを防ぐ
めかぶの食物繊維は、食事による糖や脂質の吸収を緩やかにする働きがあります。夜ごはんの最初に食べることで、血糖値の急上昇を抑えやすくなり、食べ過ぎの予防にもつながります。
夜は活動量が少ないため、血糖値が急に上がると脂肪として蓄積されやすくなります。めかぶを取り入れることで、体への負担を抑えた食事がしやすくなります。
ミネラル補給
めかぶには、カリウムやマグネシウム、ヨウ素などのミネラルも含まれています。これらは体内の水分バランスを整えたり、代謝のリズムを支えたりする栄養素です。
カロリーが低い一方で栄養が豊富なのも、めかぶの魅力です。不足しやすい栄養素を夜に取り入れることで、代謝を助け、翌朝の体調良好につながることが期待できます。
痩せ体質に近づく「夜めかぶ」の取り入れ方
次に、日常生活に取り入れやすい「夜めかぶ」の具体的な食べ方をご紹介します。
食事の最初や一緒に取り入れる
夜ごはんの最初にめかぶを食べることで、血糖値の上昇が緩やかになり、体内への脂肪の蓄積を抑えます。また、腸内に溜まりやすく満腹感が得られるため、その後の食事量を抑えやすくなります。
めかぶを選ぶ際は味付きめかぶでも問題ありません。無理なく続けられるタイプを選びましょう。
たんぱく質と組み合わせる
めかぶは食物繊維が中心の食材のため、たんぱく質と組み合わせることで栄養バランスが整いやすくなります。
豆腐、ゆで卵、サラダチキンなどは一緒に和えるとおいしく食べられます。また、発酵食品の納豆もおすすめです。納豆菌が腸内環境を整え、より効率の良い腸活にもつながります。

温かい料理に加える
スープや味噌汁にめかぶを加えると、体を内側から温めながら腸活ができます。夜は副交感神経が優位になる時間帯のため、温かい料理を取り入れることでリラックスしやすくなり、睡眠の質のサポートにもつながります。
まとめ
めかぶは、食物繊維やミネラルを含み、夜の腸内環境を整えるのにおすすめの食材です。食べ方や組み合わせ方次第で、痩せ体質づくりをさらにサポートしてくれます。
今回の記事を参考に、ぜひ「夜めかぶ」を日々の食生活に取り入れてみてくださいね。
参考文献
・「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」-文部科学省
・上西一弘「栄養素の通になる 第5版」-女子栄養大学出版部
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