【胸と背中の筋肉が強い人は心筋梗塞リスクが低い!?】筋肉の密度と心筋梗塞リスクの関連を研究が示唆
胸や背中の筋肉が強い人は、心筋梗塞や早期死亡のリスクが低い可能性が新たな研究で示された。
胸や背中の筋肉密度が高い人ほど低リスク
英エディンバラ大学の研究チームは1722人の成人の心臓CT検査の画像をAIで解析し、その後10年間にわたって追跡した。解析に使用した画像には主に背中の筋肉や大胸筋の一部、肋骨の間にある肋間筋が写っている。
解析の結果、胸や背中の筋肉密度が高い人は、検査後10年間における心筋梗塞や死亡のリスクが低いことが分かった。
研究者らは、このような「質の高い骨格筋」を持つ人は運動量が多く、体幹の筋力も高い傾向にあるとみている。
また、平均より筋肉量が少ない人は、追跡期間中の死亡リスクが85%高く、心筋梗塞を起こすリスクも58%高いことが分かった。
筋肉の大きさは心筋梗塞や早期死亡のリスクとは関連がなかったことから、重要なのは筋肉の量や大きさではなく、筋肉の質であると研究者らは述べた。
骨格筋が心筋梗塞リスクと関連?
研究の上席著者であるミシェル・ウィリアムズ教授は、骨格筋が心筋梗塞のリスクと関連している可能性があるという点は非常に興味深いと述べ、「この結果を受けて、個人的にサイクリングやプランク、ピラティスといった運動に関心を持っている。これらは胸や背中の筋肉に良い影響を与える可能性があり、私自身も楽しんでいる運動だ。しかし、運動が筋肉の密度にどのような影響を与えるのか、そしてそれが心臓の健康とどう関係するのかをより深く理解するには、さらに多くの研究が必要だ」と話している。
胸や背中の筋肉で心筋梗塞リスクを予測
研究チームは、将来的には通常の心臓CT検査を利用して、筋肉の質が低く心筋梗塞のリスクが高い人を特定できる可能性があるとしている。こうした人には運動量を増やす支援や、より綿密な経過観察、心筋梗塞のリスクを下げる薬を優先的に使用するなどの対応につながるとしている。
専門家による胸や背中の筋肉を鍛える際のポイント
胸と背中の筋肉を鍛える際の注意点として、パーソナルトレーナーのエドウィナ・ジェナー氏は、初心者は軽い負荷から始めることを勧めている。
最初は2kg程度の重量から始め、姿勢や動きに慣れることが望ましいという。続けることで筋力は向上していくが、最初から重い重量を使ったり急ぎすぎたりすると、怪我につながる可能性がある。
さらに、胸と背中の運動は交互に行うことが勧められている。背中の運動は引く動作、胸の運動は押す動作が中心となるため、これらを組み合わせることでバランスの良いトレーニングになるという。
また、継続も重要だという。週2回程度の運動を続けることで、正しいフォームが身につき、筋力の向上につながると助言している。
出典
https://www.theguardian.com/science/2026/jun/30/strong-chest-back-less-likely-heart-attack-analysis
https://www.independent.co.uk/life-style/health-and-families/michelle-williams-scottish-b3005930.html
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