【筋力・体力が低下し始める転換期は何歳!? 】長期研究で見えた体の曲がり角

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HIDEMI
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2026-07-02

新たな研究によると、体力や筋力の低下は、運動習慣の有無にかかわらず35歳頃から始まることが分かった。その後は年齢とともに徐々に進行しつつ、低下のペースも加速していく。 しかし、年齢を重ねてからも身体能力を向上させることは可能だという。

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筋力・体力はいつから衰えるのか

研究チームはスウェーデン身体活動・体力研究(SPAF)のデータを用いて身体能力の変化を検証した。 SPAFは1974年に16歳だった数百人の参加者を対象に継続的に行われている長期追跡研究で、同じ参加者について16歳、27歳、34歳、52歳、63歳の計5回にわたり筋力や体力のデータを収集しており、約50年にわたる身体能力の変化を追跡することが可能となっている。

分析の結果、男女ともに筋持久力と推定最大酸素摂取量は26〜36歳頃にピークを迎え、その後は徐々に低下していた。低下が始まった初期の低下率は年間0.3〜0.6%程度だったが、後年になると年間最大2.5%にまで加速した。こうした低下の速度に男女差はみられなかった

一方、筋肉の瞬発力では男女差が確認された。男性は27歳頃、女性は19歳頃にピークを迎えており、その後は男女ともほぼ同じペースで低下していた。低下率は初期には年間0.2〜0.5%程度だったが、その後は年間2%以上となった。63歳時点では、参加者の身体能力はピーク時と比べて30〜48%低下していた。

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なぜ身体能力は低下する?

筋力や体力の加齢による低下にはさまざまな要因が関わるが、研究チームによると、その中でも身体活動は特に重要な要素の1つだという。生涯にわたって活動的に過ごしている人や高齢になってから運動を始めた人は身体能力の低下が緩やかな傾向にあり、場合によっては向上もみられた。一方で、座りがちな生活はこうした低下を加速させる可能性がある。

身体能力の低下には加齢に伴う生物学的な変化が関係しているという。研究の筆頭著者で、カロリンスカ研究所の講師を務めるマリア・ウェスターシュトール氏によると、筋肉量の減少や筋線維の構成変化神経系が筋肉を動かす効率の低下に加え、代謝やホルモンバランスの変化慢性的な炎症の進行など、体内で起こるさまざまな変化が影響する。こうした変化は、身体能力の低下がはっきりと現れる何年も前から始まっているという。

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運動により何歳からでも改善可能

加齢に伴う変化の中には避けられないものもあるが、高齢になってから運動を始めた場合でも筋力や体力の向上が期待でき、低下の進行を遅らせるのに役立つという。

研究では成人後に活動量を増やした参加者でも、身体能力がおよそ10%向上していたことが確認された。

米国理学療法協会のレアダ・マレク氏によると、定期的な運動はこうした身体機能の低下を遅らせるだけでなく、ある程度は回復させる可能性もある。また、転倒や慢性疾患、自立した生活能力の低下といったリスクの軽減にもつながるという。

運動を始めるのに遅すぎるということはない身体活動によって身体能力の低下を完全に止めることはできなくても、その進行を遅らせられることを私たちの研究は示している」とウェスターシュトール氏は指摘し、「今後は、なぜ人は35歳頃に身体能力のピークを迎えるのか、そしてなぜ身体活動によって能力低下を遅らせることはできても、完全には防げないのか、その仕組みを解明したい」と述べている。

出典

https://www.verywellhealth.com/age-strength-and-fitness-decline-11978843

https://www.sciencealert.com/47-year-study-reveals-the-age-we-hit-our-physical-peak

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