米国の最新研究が警鐘!『個人的な悩みをAIに相談する人』ほどうつ・不安が多いという衝撃的な結果

米国の最新研究が警鐘!『個人的な悩みをAIに相談する人』ほどうつ・不安が多いという衝撃的な結果
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山口華恵
山口華恵
2026-02-12

眠れない夜、スマホを開き、誰にも言えない悩みをAIに打ち明ける。「今すぐ答えがほしい」「誰かに聞いてほしいけれど、重いと思われたくない」そんな気持ちに、24時間応答してくれるAIは、あまりにも都合のいい存在だ。だが、その“ちょっとした相談”が、心の不調と密かにつながっている可能性があるとしたら?

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個人的な悩みの相談相手としてAIを使う人ほど、うつや不安の症状を抱えやすい

ハーバード大学医学部とマサチューセッツ総合病院の研究チームが発表した最新研究は、AIを日常的に、特に個人的な悩みの相談相手として使う人ほど、うつや不安の症状を抱えやすいという結果を示した。この研究は、アメリカ50州に住む18歳以上の男女20847人を対象に行われた大規模調査だ。参加者は、AIの使用頻度(まったく使わない〜1日複数回)と用途(仕事・学校・個人利用)について回答し、同時にうつ症状や不安、イライラの程度を測る心理尺度にも答えている。その結果、全体の約10%が「AIを毎日使っている」と回答。そのうち約半数は仕事目的だったが、87.1%は個人的な理由でAIを利用していた。そして、ここからがこの研究の核心だ。うつや不安との関連が確認されたのは、「仕事」や「学業」での使用ではなく、「個人的な利用」に限られていたのである。

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毎日使う人は「治療を検討すべきレベルのうつ」が多い

研究を率いた精神科医ロイ・パーリス博士によると、AIを少なくとも毎日使う人は、まったく使わない人と比べて、中等度以上のうつ症状を示す確率が約30%高かった。不安感やイライラについても同様で、AIの使用頻度が高いほど症状が強まる傾向も見られた。特に関連が顕著だったのは、25〜44歳、45〜64歳の年齢層仕事、家庭、将来への不安など、複数の役割と責任を抱えやすい世代だ。ただし、この研究は「AIがうつを引き起こす」と結論づけているわけではない。研究チーム自身も、「もともと抑うつ傾向のある人が、AIをより頻繁に使っている可能性は十分にある」と慎重な姿勢を示している。考えられるのは、気分が落ち込む、人に話す気力がない、AIに相談する、現実の人間関係がさらに減るという、気づきにくい悪循環だ。専門家の中には、「チャットボットを1日に何度も使う人は、すでに孤独感を強く抱えている可能性がある」と指摘する声もある。

AIとのやり取りで、自分で考え、判断し、気持ちを立て直す機会が減っていく

心理療法士ジョン・パルス氏は、AIとの関係について次のように語る。「AIは否定せず、疲れもせず、いつでも答えを返してくれます。しかしそれは、人との関係の中で得られる“生きている実感”とは異なるものです。」人に悩みを打ち明けるとき、私たちは言葉に詰まったり、相手の表情を気にしたり、沈黙に戸惑ったりする。そうしたやり取りの中で、「自分は何に悩んでいるのか」「本当はどうしたいのか」を考え直し、少しずつ気持ちを整理していく。一方、AIとのやり取りでは、そのような間や手応えがほとんど存在しない。問いかければすぐに答えが返り、考えが十分にまとまらないうちに“整理された言葉”が提示される。その状態が続くと、自分で考え、判断し、気持ちを立て直す機会が減っていくのだ。

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AIに相談したあと、気持ちは軽くなっている?

研究者たちは、AIの価値そのものを否定してはいない。適切に設計されたメンタルヘルス向けAIは、医療やカウンセリングにアクセスしづらい人にとって、有効な補助ツールになり得る。ただし、重要なのは、AIが人とのつながりの代替になっていないかを自覚することだ。「AIに相談したあと、あなたは本当に楽になっているだろうか?」もし使えば使うほど孤独感が増し、現実の会話が遠ざかっていると感じるなら、それは立ち止まるサインかもしれない。AIは、便利で賢く、やさしい。だからこそ、心の居場所まで預けてしまっていないか。今一度、自分に問い直す必要がありそうだ。

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出典:

Frequent AI use linked to higher depression rates, study warns
Using AI for advice or other personal reasons is linked to depression and anxiety

AI use linked to higher rates of depressive symptoms: study

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