背中と腰が軽くなる!ただゴロゴロ転がるだけの「ゆるゆる背骨ほぐし」

背中と腰が軽くなる!ただゴロゴロ転がるだけの「ゆるゆる背骨ほぐし」
Reiko Sudo
須藤玲子
須藤玲子
2025-07-20

「なんとなく、背中が重い」「朝起きた時や、長時間の座り仕事で、腰がバキバキ…」 そんな違和感を覚えたことはありませんか?そのまま放っておくと疲労が蓄積し、肩こりや腰痛など、慢性的な不調につながることもあります。そんな時こそ、早めのケアが大切です。今回は、道具不要、ただゴロゴロ転がるだけ!背中や腰の緊張をゆるめる背骨ほぐしをご紹介します。

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背中や腰がこるのは動かしていないから?

日常生活の中で、背骨を大きく動かす機会は意外と少ないもの。そのため、背中や腰は、固まりやすいい部分と言われています。特に、前かがみや座りっぱなしが続くと、背骨の自然なカーブが崩れ、負担がかかりやすくなります。脊柱起立筋多裂筋など、背骨を支える筋肉が徐々に硬くなり、血流が滞り、張りや重だるさ、腰の違和感へとつながってしまうのです。

脊柱起立筋・多裂筋
イラストAC

こわばりをほぐすには背骨にスペースを作ろう!

ガチガチに固まった背骨周辺の緊張をほぐすには、詰まった背骨の間にスペースを作ることがポイントです。おすすめしたいのは、自分の体の重みを利用して、背骨全体を転がしながら動かすこと。背骨を上から下まで気持ちよく動かすことで、自然なカーブを取り戻し、疲れやだるさをリセットすることができます。背骨の詰まりがとれると、姿勢も自然に整うため、デスクワーク後のリセットにもぴったりです。

ゴロゴロ転がるだけ!背中・腰のこわばりをリセットする簡単背骨ほぐし

背骨は、7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、仙骨、尾骨で構成されています。頭からお尻の先まで、一つ一つをほぐしてマッサージするようなイメージで、心地よく緩めましょう。

背骨
イラストAC

〈やり方〉

1)膝を立てて座り、両手で脛、または、膝の裏を抱える。背中や腰を軽く丸め、目線はおへそへ向けて肩の力を抜く。

膝を立てて背中を丸めて座った体勢
Photo by Reiko Sudo

2)息を吐き、軽く反動をつけて後ろにゴロンと転がり、吸いながら元の位置に戻る。5回~10回を目安に繰り返す。

膝の後ろを抱えて座り、体を後ろにゴロンと転がした体勢
Photo by Reiko Sudo

背中や腰のこわばりは、がんばらなくても、ただ「転がす」だけで徐々にほぐれていきます。反動をつけすぎず、背骨をやさしくマッサージするようにゆっくり動きましょう。

慣れたら、手足を開放して転がります。頭からお尻まで、背骨全体を刺激するように動き、後ろに転がったところで2~3呼吸キープするのもおすすめです。背骨が緩み、リラックス効果が高まるので、寝る前にもぴったりですよ!

膝を立てて座り、両手を開放して後ろにゴロンと転がる背骨ほぐし
Photo by Reiko Sudo

 

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脊柱起立筋・多裂筋
背骨
膝を立てて背中を丸めて座った体勢
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