たった10回「脚を付け根から内側・外側に転がすだけ！」ガチガチ股関節をほぐす簡単エクサ

股関節が硬くなる原因とは？

股関節は、上半身と下半身をつなぐ体の中でもっとも大きな関節のひとつ。体重を支えたり、歩いたりする際に重要な役割を果たしています。また、股関節に関わる筋肉は、鼠径部、太腿、膝、腰、背骨、お尻など、身体全体につながっており、広範囲の動きをサポートしています。つまり、股関節が硬く動きにくく感じるのは、周辺の筋肉の緊張や張りが原因。柔軟性を高めるには、股関節の動きに関わる筋肉を解し、緩めることが大切です。

ガチガチ股関節が原因で起こる不調

ガチガチ股関節を放置すると、動きにくくなるだけでなく、様々な不調が起こる可能性があります。

・血液の流れが滞り、下半身全体が冷える

・水分代謝が悪くなり、脚がむくむ

・巡りが悪くなることで代謝が落ち、脂肪やセルライトが溜まる（下半身太り）

・腰や背中など股関節につながる筋肉が硬くなり、全身の凝りや疲れにつながる

このような不調が慢性化しないように、早めの対策を！

たった10回脚をパタパタ転がすだけ！ガチガチ股関節をほぐす簡単エクサ

座ってできる簡単な股関節ほぐしのエクササイズです。深い呼吸と共に、リラックスしてやってみましょう。

やり方

１）膝を軽く曲げて床に座り、両脚を肩幅程度に開く。両手の指先で床を押し、骨盤を立てて背筋を伸ばす。

２）膝を緩めたまま、脚の付け根から転がすようにして脚全体を内側に倒し、足の親指側を床に下す。（股関節内旋）

３）同様に、脚の付け根から転がすようにして脚全体を外側に倒し、足の小指側を床に下す。（股関節外旋）

４）深い呼吸と共に、内側外側交互に倒す動きを10回繰り返す。

ポイント

股関節に意識を向けながら、脚全体を動かします。脚の余分な力を抜いて脱力！つま先からではなく、脚の付け根から動かすことが一番のポイントです。違和感や痛みが出ないように、脚の幅や膝の角度を調節しましょう。できる範囲で構わないので、なるべくけ大きく動かすことが大切です。もう一つのポイントは、骨盤をしっかり立てて座ること。骨盤が後ろに傾いて腰や背中が丸まってしまう場合は、お尻の下にブランケットやクッションなどを敷いて高さを作ります。

骨盤を安定させ、股関節まわりにしっかり効かせましょう。脚の付け根を動かすことで、鼠径部のリンパ節にも程よい刺激が伝わります。老廃物が流れやすくなるので、脚のむくみが気になる時にもおすすめですよ！