コミュニケーション力を高めたい人がすべきたったひとつのこと
「人前に立つと緊張してしまう」「初めての人と何を話していいかわからない」という人見知りな性格や「他人にすぐにイライラしてしまう」などコミュニケーションのお悩みを持つ人、いませんか?そんなあなたがすべきたったひとつのことがあります。それは、会話のテクニックの本を読んだり、高額なコミュニケーションセミナーに参加するよりずっと大切なことです。
自分のことは好きですか?
人とのコミュニケーションが苦手という人は、自分のことが好きではありません。「自分なんて」「自分に自信がない」「自分はたいした人間じゃない」と思っているからこそ、そんな自分を表に出すのが嫌なんです。なぜなら表に出すと(悪く)評価されたり、嫌われたりしてしまうと思っているから。話し方やコミュニケーションのスキルがないのではなく、そのベースにある「自分を好きかどうか」が実は一番大切なのです。
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パートナーとのコミュニケーションでも、自己嫌悪が原因でケンカになったり、自分の考えが偏ってしまうことがよくあります。自分が嫌いな人は、パートナーが「私は自分のことが嫌いなのに、相手はなぜ私を好いてくれているんだろう?」という疑問をもったり、「相手が自分のどこを好きかわからない」というネガティブな思考に陥りがちです。「私のどこが好き?」としつこく聞いてしまい、相手に軽くあしらわれてケンカになるなんてことはよくあるでしょう。このケンカの原因は、相手が自分の話を聞いてくれないことではなく、自分が自分を嫌いであることに根本の原因があるのです。
自分に自信が持てない場合も、何かあるたびに「どうせ体目当てで付き合っているだけなんでしょ!」「私に魅力がないから浮気してるんだ!」と、お門違いな怒りを相手にぶつけてしまうこともあるでしょう。相手に対する小さな疑問や些細なすれ違いが「自分の自信のなさ」という思考回路を通ることで相手への怒りになってしまう。その原因は相手ではなく、自分の自信のなさなのです。
まずは自分とのコミュニケーションから
人とのコミュニケーションに悩んだ時、まずするべきは、自分とのコミュニケーション。「そのイライラは、自分が原因じゃないかな?」と自分の問いかけてみたり、「その不安は自分を嫌いだからじゃない?」と自分の本当の気持ちを探ってみましょう。相手に向けていた矢印を自分に向けてみるだけで、相手に発する言葉が変わってくるでしょう。
さらに、自分の「心」という見えないものとの対話が難しいと感じる時は、自分の「体」という見える自分から会話を始めてみましょう。ヨガや瞑想など、自分の体の反応を見ていくエクササイズは、自分とのコミュニケーション力をアップするのに最適です。体との会話が上手になると、心という触れられない自分との会話力も自然と上がってくるでしょう。
相手に聞く前にまずは自分から
緊張してしまう、イライラしてしまう、などコミュニケーションに悩むことがあったら、まずは自分のことが好きか?自分が嫌いだからこじらせてしまっていないか?を考えてみましょう。「自分を好きになる」だけで、コミュニケーションは大きく変わってくるでしょう。
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