人前で上手に話すテクニック|相手に伝わる話し方のコツ
「人前で話すとあがってしまう」「プレゼンが嫌い」という方に向けて、キャリアコンサルタントが人前で上手に話すテクニックをご紹介します。今回のテーマは、相手に伝わる話し方のコツ。
前回は、プレゼンテーションの基本やデリバリーの入門編である「言葉のヒゲ」を減らすコツをお伝えしました。今回は相手に話が伝わりづらいという悩みにお応えします。
伝えたいことをまとめる
相手に伝わりやすく心を動かすプレゼンテーションにするためには、相手のニーズに沿っているかどうかが大事なポイントです。相手の立場を考え、想像してみましょう。
もちろん相手がまだ気づいていないニーズを掘り起こすためのものでも構いませんが、自己満足な説明や発表は退屈になりがちなので注意が必要です。相手の事前情報を活かすことができると格段に良いプレゼンテーションになります。
話す内容はある程度まとめておくことが重要です。とは言え、一語一句セリフを書いて覚えるやり方は平坦な印象になりオススメできません。まず話したいことを箇条書きにしてみて重要度やインパクトを考えて取捨選択しながらストーリーを考え、話す順番を決めていきましょう。
アジェンダ(目次)を活用する
説明の順番として、ビッグイメージからスモールイメージに移動する方が認知の負担が少ないと言われています。
順番や時間を表す言葉を使ってアジェンダを示すことで、相手にまず概要を掴んでもらうことができます。それから細かい説明に移行すると「今は何をしている時間なのか」の共通認識をつくることができ、相手の混乱や飽きを減らせます。
いくつか例をご紹介しましょう。
「本日は約◯分で〜について説明させていただきます」
「最初に〜次に〜最後に〜」
「ポイントは三つあります。一つ目は〜」
「最後の10分間に質疑応答の時間をとってあります」
また、時間がない時や相手を驚かせたい時などは、結論から話してその理由を説明していくという手法も使えます。
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