痩せたい40〜50代におすすめ!痩せる「新玉ねぎ」の食べ方|管理栄養士が解説


「そんなに食べていないのに、なんだか太ってきた……」と感じるのは、腸内環境が影響している可能性も。40〜50代が痩せ体質を手に入れたい場合、食事制限や運動はもちろん、腸内環境を整えることを意識することも重要です。腸内環境が改善されれば、便秘やむくみの解消、基礎代謝量のアップなど、痩せ体質を得ることに欠かせない要素が手に入るでしょう。 そんな40〜50代におすすめの食材が「新玉ねぎ」。この記事では春に旬を迎える新玉ねぎが、40〜50代を痩せ体質に導いてくれるうれしい効果について詳しく解説します。
そもそも新玉ねぎって?
新玉ねぎは、春先に収穫される早生(わせ)種の玉ねぎ。一般的な玉ねぎは保存性を高めるため、収穫後に乾燥させてから出荷されますが、新玉ねぎは収穫後すぐに出荷されます。
味わいは辛みが少なく甘みが強く、みずみずしいのが特徴です。
40〜50代を痩せ体質に導く「新玉ねぎ」に含まれる成分

40〜50代が腸内環境を整えて痩せ体質を手に入れるためには、春が旬の「新玉ねぎ」がおすすめ。新玉ねぎに含まれる、効果的な成分は以下のとおりです。
・食物繊維
・カリウム
・オリゴ糖
・アリシン
それぞれの成分の体内での働きや、ダイエットに役立つ効果について見ていきましょう。
食物繊維
新玉ねぎには、整腸作用のある食物繊維が含まれています。食物繊維は、腸内に存在する善玉菌の栄養源(エサ)となる成分。善玉菌の数を増やすことで腸内細菌のバランスを改善し、環境を整えることに役立ちます。
腸内環境が整えば、摂取した栄養素がしっかりと吸収され、エネルギー代謝がスムーズに行われるでしょう。結果として、痩せやすい体づくりも期待できます。
その他、食後血糖値の上昇抑制や血中コレステロール値の低下作用など、健康維持にも重要な役割を担っています。
カリウム
体に必須のミネラルの一種。ナトリウムとともに体内の水分バランスをコントロールしています。
十分に摂取することで、高血圧予防やダイエットの大敵「むくみ」の解消に役立ちます。食物繊維と同様、40〜50代の健康的なダイエットには欠かせない栄養素です。

オリゴ糖
新玉ねぎには、難消化性オリゴ糖の一種「フラクトオリゴ糖」が含まれています。糖質の一種であるオリゴ糖のうち、難消化性オリゴ糖は食物繊維のように腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える作用があります。
フラクトオリゴ糖は玉ねぎのほか、ごぼうやアスパラガス、バナナなど、身近な野菜や果物にも含まれています。
アリシン
ねぎ類やニンニクなどに含まれる、においの元となる成分。血流を促進する作用のほか、糖質の代謝に欠かせないビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。
食事から摂取した糖質を効率よくエネルギーとして利用するのに役立つため、痩せ体質づくりのサポートに効果的な成分といえるでしょう。
新玉ねぎの効果的な食べ方

新玉ねぎは生で食べるのがおすすめです。生で食べることでカリウムやアリシン、オリゴ糖がより効率よく摂取できます。これらの成分は加熱方法(ゆでる、煮込むなど)によっては失われやすくなるため、できるだけ生で食べるかサッと火を通す程度で食べると良いでしょう。
健康やダイエットに効果的な成分を含む食材とはいえ、一般的な玉ねぎは辛みが強く生で食べにくいという方もいるかもしれません。辛みが少なく甘みの強い新玉ねぎは、積極的に生で食べられる点が大きなメリットといえますね。
食物繊維が豊富な海藻類やきのこ、ビタミンB1が豊富な豚肉などと組み合わせると、新玉ねぎがより効果的に食べられるでしょう。
まとめ
食物繊維やカリウム、オリゴ糖、アリシンなどが効率よく摂取できる新玉ねぎ。新玉ねぎは、腸内環境を整えて40〜50代の痩せ体質づくりをサポートしてくれる食材といえます。新玉ねぎを日々の食生活に賢く取り入れて、健康的な体づくりに役立ててくださいね。
【参考文献】
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