人前で上手に話すテクニック｜相手に伝わる話し方のコツ

抑揚をつける

棒読みよりも抑揚のある言葉の方が、聞いている人の頭に残りやすいと言われています。あまり大げさに演技する必要はありませんが、なるべくイントネーションをつけて話すようにしましょう。

また、「〜についてはいかがですか？」「皆さんはどう思いますか？」など、相手に問いかけるような質問を適宜入れることで相手が「自分に話しかけている」という気持ちになり、熱心に聞いてくれる可能性が高まります。

易しい言葉で「ゆ・っ・く・り」話す

説明する際、常に「自分は既に分かってしまっている側」だという意識を持ちましょう。

話している人は内容を知っているので早口になりがちですが、聞いている人は脳内で聴覚情報を文脈に合わせて変換・整理しており、認知に時間がかかります。

特に資料などの視覚情報がない場合は相手にとってわかりづらい言葉（専門用語やカタカナ、難しい漢字の言葉、同音異義語など）を避け、「ゆ・っ・く・り」ぐらいのスピード感覚で話すと相手に負担をかけず、興味を持ってもらいやすくなります。

また、相手にもわかるような身近な例を用いたり、大事な箇所は特に丁寧にゆっくり伝え、繰り返すと効果が上がります。

今回お伝えした方法の中でまだ実践したことがないものがあればぜひ取り入れてみてください。次回は人前で話す際の緊張を和らげるコツをお伝えします。

ライター／佐藤彩有里
国家資格キャリアコンサルタント／バルーン・コンサルティング代表／プレゼンテーション協会理事／高輪こころのクリニックカウンセラー／MBTI®認定ユーザー／龍村ヨガホリスティックヘルスコンサルタント
企業での社内・社外相談や個人向けキャリアコンサルティングで多くの方の悩みに寄り添っている。

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