女性器をケアすることはなぜ大事なのか|植物療法士から見た「センシュアリティケア」の必要性

 女性器をケアすることはなぜ大事なのか|植物療法士から見た「センシュアリティケア」の必要性
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もっと自分自身の女性性を認めよう

「フランス人の女性は70代、80代になっても、女性らしく堂々としていて、恋を楽しんでいるイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。実際のところ、私もフィトテラピーの研修でフランスを訪れて、街中でパートナーと手をつないだりキスをしたりしているマダムを見かけました。彼女たちがなぜ、いつまでも女性らしさを忘れずにイキイキとしているのか。それは彼女たちは初潮を迎えた時期から、母や周りの大人から女性としての体の仕組み、デリケートゾーンのケア方法などを丁寧に教えられ、またそれを引き継いでいくからなのです。そしてこの女性性を大切にするケア、つまりセンシュアリティケアこそ日本の女性たちに必要なケアと言えます」と、南上さん。女性性を大切にすること=自分自身を大切にすること。センシュアリティケアを行い続けた結果が、歳を重ねて現れるのだという。

さらに、「植物療法を学ぶうえでも大事なのが、質の良い睡眠をとっているか、1日3食何を食べているか、そしてパートナーとの時間を過ごしているか。女性なら重いPMSや生理痛、月経不順など婦人科系トラブルが無いかも重要です。どんなに良いハーブを摂っても、それだけで心身の健康を保つのは難しい。人間には食欲・性欲・睡眠欲の3大欲求があると言われますが、まさにその3つを包括的にケアできているかどうかはとても重要なことなのです。しかしながら、日本では女性性を大事にすることやセクシャリティと向き合うことを見逃してしまいがち。その点がセンシュアリティを大事にするフランスと日本の違いにつながっているのかもしれません」

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