【寝転がって膝を胸にくっつけられる?】年齢とともに硬くなる脚の付け根の筋肉「腸腰筋」ほぐしエクサ
仰向けに寝たまま片ひざを両手で抱えて引き寄せるヨガのポーズ。意外とできない人が多いです。ひざを引き寄せるために必要な筋肉「腸腰筋」は、普段意識して使うことがないため、年齢とともに衰えやすくなります。体幹をしっかり支えたり、腰痛予防にもなる「腸腰筋」をほぐすエクササイズをご紹介します。
腸腰筋の位置と役割
「腸腰筋(ちょうようきん)」は、上半身と下半身をつなぐ筋肉で、「大腰筋(だいようきん)」「小腰筋(しょうようきん)」「腸骨筋(ちょうこつきん)」の三つの筋肉の総称です。太ももをお腹に近づける動きや、あぐらをかくときなどに働いています。腸腰筋を鍛えると、体幹がしっかりして正しい姿勢がキープできたり、腰痛の予防にもなります。
あなたの腸腰筋はどのくらい硬い?セルフチェックに挑戦
腸腰筋が硬くなると、姿勢が悪くなり腰痛やぽっこりお腹につながります。まずはセルフチェックをしてみましょう。
セルフチェック…仰向けに寝た状態で、片ひざを両手で抱え込み胸に近づける。反対の脚はまっすぐ伸ばす。
伸ばした方の脚のひざが床から浮いていると、腸腰筋が硬くなっている可能性が高いです。
腸腰筋を鍛えて体幹力アップ
①仰向けに寝て、両足をそろえたまま持ち上げ、太ももとすねの角度を90度にします。
②腹筋を意識しながら、ゆっくりと胸から頭を持ち上げます。首が詰まりすぎないように、頭は背骨の延長線上にあるイメージで伸ばしてください。
③胸と頭の高さは変えずに、息を吸いながら両手と両足を身体から遠ざけるようにバンザイしていきます。
④息を吐きながら②に戻ります。この動きを5セット行いましょう。脚の力ではなく、お腹の力を意識して行うのがポイント。腰に違和感がある人は、お尻の下にブランケットなどを敷いて行っても大丈夫です。
動画で確認したい場合はこちらから
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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