腰痛&姿勢の悪さが同時に治る?魔法のような"上げるだけ"30秒トレーニング
日本人の不調第一位である腰痛。腰痛を訴える方の多くは姿勢の悪さも気にしていました。この2つが関連しているのでしょうか?
腰が痛くなる原因とは?
日本人が腰痛を訴えやすい理由は、昨今のワーキングスタイルにあります。オフィスに務めている、在宅でお仕事をしているほとんどの方が座り姿勢が長く続きます。座り姿勢が続くことによって、腸腰筋(大腰筋・小腰筋・腸骨筋の3つの総称)が凝り固まりやすくなります。
この腸腰筋は私たちの上半身・下半身を繋ぐ役割があったり太ももを持ち上げる動作をしたり、姿勢を維持するにも大切な働きをする筋肉です。インナーマッスルと呼ばれる深層部にある筋肉のため初めて聞いたという方もいれば、ヨガレッスンなどで耳にしたことがあるというかたもいるでしょう。
なぜ腸腰筋と腰痛が関連するの?
腸腰筋は体の前側にあるインナーマッスルにもかかわらず、なぜ腰痛を招いてしまうのか?腸腰筋が凝り固まり衰えてくると姿勢を保つ力が弱まってしまいます。そうなると骨盤が後ろに傾きやすくなり、猫背姿勢になってしまうのです。
この時、体は自然と腰まわりの筋肉を活用して姿勢を保とうとします。しかし、正しい姿勢の時より力が加わってしまうため腰の筋肉への負担となり腰痛を招きやすくなるのです。腰痛以外にも最近なぜか躓きやすいというかたも、腸腰筋の衰えサインかもしれません。
腸腰筋を鍛える方法とは?
座っている時間を短くすることは難しいため、衰えている腸腰筋を鍛えることによって腰痛を解消していきましょう。
<やり方>
1)マットの上で仰向けになります。両手は横に広げましょう。
2)両脚を軽くマットから浮かせます。このとき頭もマットから離し、視線はおへそあたりを見ましょう。
3)息を吸いながらゆっくり脚を上げ、そのまま3秒キープ。腰がマットから離れないよう両手でバランスを取って。
4)3秒キープできたら、息を吐きながらゆっくり元の位置に戻ります。足はマットに下ろし切らず浮かせるように。
5)3セットほど繰り返す。
ポイント:腸腰筋が弱まっている方には少しきついトレーニングかもしれません。やってみて腰の痛みが悪化する場合は、トレーニングを中止してください。
日常で意識できること
普段の生活の中でいつもより大股で歩いたり膝を意識して歩いたりすることで腸腰筋強化に繋がります。腰痛と姿勢をどうにかしたいと悩むなら、ぜひ腸腰筋を意識してみてくださいね。
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く