【開脚できる=股関節が柔らかい、は間違い?】股関節をバランスよくほぐす「ダウンドッグエクサ」

 【開脚できる=股関節が柔らかい、は間違い?】股関節をバランスよくほぐす「ダウンドッグエクサ」
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Masako Janeway
Masako Janeway
2022-11-27

「股関節のストレッチ=開脚」と考える人も多いと思いますが、開脚ストレッチだけでは股関節のバランスを崩してしまう可能性があります。股関節トラブルを避けるためにオススメの「開脚ではない」トレーニング法をご紹介します。

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股関節はもっとも意識しにくい関節

股関節は骨盤と大腿の骨をつなぐ関節のことをいいます。また、可動域が大きく自由度の高い関節であり、多くの筋肉や靭帯などが関与している関節でもあります。基本的な構造は、骨盤側はおわん型の凹みがあり、ピンポン球のような形の大腿骨の先端が骨盤側のおわん型凹みに収まるようになっています。そして股関節自体は多くの組織に覆われていて、さらに意外とカラダの深部にあるるため、重要な関節にもかかわらずもっとも意識しにくい関節とも言われています。

股関節イラスト
イラストAC

開脚ストレッチで使われる動きは6種類のうち2種類だけ!

股関節の6種類の動き
Photo by Masako Janeway

股関節は屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋の6種類の動きが可能です股関節のストレッチといえば、開脚系のストレッチを思い浮かべる人が多いと思いますが、実は脚が大きく開く=股関節が柔らかいとはならないのですなぜかというと、開脚ストレッチは股関節の屈曲と外転の2種類だけが組み合わさった動き。つまり開脚ストレッチだけをし続けると股関節の柔軟性が偏ってしまうのです。さらに、股関節は自由度が高い関節であるがゆえに、ある一定方向のみに強い刺激を与え続けてしまうと、股関節まわりの筋バランスが崩れ関節に不具合が起きることもあるのです。股関節の柔軟性を上げるためには6種類すべてを意識したストレッチがとても大切になると言えます。

6種類の動きを取り入れたダウンドッグエクササイズ

クロスウォークダウンドッグ

①両手と両脚をそれぞれ肩幅くらいに開き、写真のようなダウンドッグのポジションになります。左脚を右脚の前を通りクロスさせ、次に右脚を左脚の前からクロスさせます。呼吸を止めずにその場でのクロス歩きをするように20回繰り返します。かかとは床についていなくても大丈夫です。

両手と両脚はそれぞれ肩幅くらいにひらきダウンドックのポジションになります。そして左脚を右脚の前から内側へクロスさせるようにし、次に右脚を左脚の前からクロスさせるようにします。この動きを呼吸を止めずに、その場でのクロス歩きのように20回程度繰り返します。この時、かかとは床に付かなくても大丈夫です。
Photo by Masako Janeway

エクスターナル&インターナルダウンドッグ

ダウンドッグのポジションから両脚を肩幅程度に開きます。かかとはつけたまま、股関節から外旋させながらつま先を外側に開きます。自然な呼吸のまま10秒キープします。

ダウンドックのポジションから両脚幅は肩幅くらいに保ちながら股関節から外旋させます。つま先も外側へ向けてかかとを床へ押し付けるようにし、自然呼吸で10秒キープします。
Photo by Masako Janeway

②つま先が内側に向くように股関節から内旋させます。自然な呼吸のまま10秒キープします。

ダウンドックのポジションから両脚は肩幅くらいに保ちながら股関節から内旋させます。つま先も内側へ向けてかかとを床へ押し付けるようにし、自然呼吸で10秒キープします。
Photo by Masako Janeway

片足のダウンドッグ

ダウンドッグのポジションから左脚を上げ、円を描くように動かします。円の大きさは小さくてもOKですが、形が三角や四角ではなく丸くなるように意識しましょう。呼吸を止めずに右回りと左回り2回ずつ行います。右脚も同様に行います。

ダウンドックのポジションから左脚で円を描くように股関節から動かします。この際に円の大きさよりも描く形が三角や四角にならずに円の形を描くように意識します。右回り2回と左回り2回行います。
Photo by Masako Janeway

ダウンドッグのポーズに慣れてない人は、3つのエクササイズの合間にチャイルドポーズをはさみ、休憩を取りながら行いましょう。

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Masako Janeway

Masako Janeway

ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、ハワイの文化を学びながら人と地球にやさしい暮らしを実践中。大自然溢れるハワイ島からオンラインを通じてヨガ、瞑想、ボディコンディショニングなどのセッションを世界中の方へ提供中。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。



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股関節の6種類の動き
両手と両脚はそれぞれ肩幅くらいにひらきダウンドックのポジションになります。そして左脚を右脚の前から内側へクロスさせるようにし、次に右脚を左脚の前からクロスさせるようにします。この動きを呼吸を止めずに、
ダウンドックのポジションから両脚幅は肩幅くらいに保ちながら股関節から外旋させます。つま先も外側へ向けてかかとを床へ押し付けるようにし、自然呼吸で10秒キープします。
ダウンドックのポジションから両脚は肩幅くらいに保ちながら股関節から内旋させます。つま先も内側へ向けてかかとを床へ押し付けるようにし、自然呼吸で10秒キープします。
ダウンドックのポジションから左脚で円を描くように股関節から動かします。この際に円の大きさよりも描く形が三角や四角にならずに円の形を描くように意識します。右回り2回と左回り2回行います。