【前屈が辛い人はここが硬い】もも裏だけじゃない?実は硬い「背中」を柔らかくする方法
背中の硬さをやわらげよう
前屈をしやすくするために背中の硬さをやわらげるヨガポーズを行ってみましょう。姿勢の改善や肩こり・首こりの緩和や予防にもなります。
猫のポーズ&牛のポーズ(キャット&カウ)
やり方:
1. 四つ這いになって肩の下に手首、腰の下に膝がくるように位置を整える。
2. 息を吸いながら尾骨を斜め後ろに、胸を徐々に引き上げて目線も少し上げる(牛のポーズ)。
3. 吐きながら背中全体を少しずつ広げて背骨を丸める(猫のポーズ)。
4. 呼吸に合わせて動きを数回繰り返したら最初の四つ這いに戻る。
針の糸通しのポーズ
やり方:
1. 四つ這いの姿勢から上半身をねじりながら右腕を左の脇の下に通して手のひらを上に向け、顔を左側に向けてこめかみを床につける。左腕は頭の向こうに伸ばす。
2. そのままでいるか、できそうなら左腕を上にあげるか肘を曲げて腕を後ろにまわす。
3. 数回呼吸をしてポーズを続け、終わったら腕を解放してゆっくりと四つ這いに戻り、反対側も同様に行う。
魚のポーズ(簡易版)
丸めたブランケットを使います。
やり方:
1. 固めのブランケットを丸めて横向きに置いて胸の真下にあたるように仰向けになる。
2. 両脚は写真のように真っすぐ伸ばすか、腰に違和感があれば膝を曲げて中央で合わせ、腕は楽に横に伸ばす。
3. 肩甲骨周辺がやさしく伸びる様子を感じながら数回ゆったりと呼吸を続ける。
前屈で目指すことは?
前屈では脚をまっすぐに伸ばしたままつま先をつかむことや、手のひらをぺたりと床につけることがゴールではありません。膝を曲げても良いので背中全体をリラックスして肩に力が入っていない状態を作り、楽に呼吸ができているかも同時に意識しながらポーズをとることがポイント。もも裏だけでなく背中の硬さもやわらげていきましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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