ヨガポーズ練習ヒント【体の安定性&柔軟性が高まる】ブロック・ベルトなど補助道具の効果的な使い方
体が硬くてポーズがつらい...ならばヨガブロックやヨガベルトを活用してみませんか?姿勢が安定して呼吸が深まり長くホールドできるから、結果、柔軟性がUPします!
プロップスで得られる体の伸びる感覚
体に柔軟性がないと無理に完成形に近づこうとして余計な力が入ってしまい、全身ガチガチになってしまいがち。そこで取り入れたいのが、ブロックやベルトといったプロップス(補助具)です。
たとえばブロック。手の下などに置いて台のようにして使います。こうすると、無理に体を倒さなくても手で床を押せるようになり、体に伸びが生まれます。
「ヨガのポーズは跳ね返りの力(床反力)を使って体を上下左右に伸ばしますが、プロップスがあることで、この跳ね返りの力が使えるようになるんです」と鈴木ま ゆみ先生。しっかり押せればしっかり伸ばせる、というわけです。
「プロップスで姿勢が安定すると呼吸が楽になります。そして骨の位置がサポートされることで筋肉は不必要な力を抜くことができるんです。関節に負担をかけずにポーズを長くキープすることができるので、心地よく伸ばしたいところをしっかり伸ばせる。なので、柔軟性アップにつながっていきますよ」
レッスン中に積極的にプロップスを活用し、気持ちのいい伸びを体験しましょう。
用意するもの
ヨガブロック
手が床に届かないポーズなどで高さを補ってくれる。置く面によって高さが変えられる。樹脂素材で、同じものを2個用意しておくとよい。
ヨガベルト
両端を持ったり、体に引っかけたりして使用。長さや張力を利用して正しい姿勢が覚えられる。4cm幅くらいが使いやすい。
体が硬い人こそ、太陽礼拝にブロックを使うとスムーズな呼吸で柔軟性アップ!
1呼吸1動作で動く太陽礼拝。柔軟性がないと移行動作で詰まりがち。ブロックを活用するだけで呼吸が楽にでき驚くほど滑らかに動けます!
1. ターダーサナ
ブロック2個を両足の横にセット
両足の横にブロックを置く。前屈したときに手をつく位置にセット。両足均等に体重をのせ、背骨を伸ばす。
2. ウールドゥヴァハスターサナ
息を吸いながら横から腕を上げていき、頭の上で合掌。目線も上へ。背骨を少し反らせるようにして胸を開く。
3. ウッターナーサナ
手で支えて無理なくハムストリングスを伸ばす
息を吐いて前屈。軽く膝を曲げる。ブロックに手がのるので余計な力が抜け、ハムストリングスが伸びやすくなる。
4. ランジ
背骨を伸ばして股関節をしっかり開く
息を吸って右足を後ろに引く。ブロックの高さがあるので背骨を真っすぐ保ったまま股関節を伸ばせる。
5. ダウンドッグ
重心が足にのりハムストリングスが伸びる
左足も後ろに引き、息を吐いてブロックを押しながらお尻を引く。手が床のときよりも肩の負担が減り、より重心が足に乗るので、安定してハムストリングスを伸ばせる。
6. プランク
ブロックを握って体幹を安定させる
息を吸って前へ伸びる。プランクは握力が必要なポーズなので、ブロックを握るようにすることで体幹が安定。
7. ダウンドッグ
息を吐いて、再びダウンドッグ。背中から脚裏まで体の背面が気持ちよく伸びるのを感じながら3〜5呼吸保つ。
8. ステップ
広い空間を利用して楽に膝を引き寄せる
左足で床を蹴って右足を前へ送る。ブロックの高さ分スペースできるので、楽に膝を引き寄せられる。
9. ランジ
両手の間に着地して股関節を柔らかく開く
余裕をもって右足を前に出せるので、足が詰まらずに両手の間に1歩で着地可能に。安定したランジをキープできる。
10. ウッターナーサナ/11. ウールドゥヴァハスターサナ/12. ターダーサナ
息を吐いて左足を右足に揃えてウッターナーサナ。吸って上体を起こし、真上で合掌。吐いて腕を下ろす。
ブラトップ¥9,680、ブルーレギンス¥14,300/ともにLORNA JANE(すべてMellowFlow☎03-5379-9595)
教えてくれたのは…鈴木まゆみ先生
OM YOGA正式指導者。仏教の教えとマインドフルネスをベースにヴィンヤサのクラスを指導。東京世田谷にてトラムヨガスタジオ(https://tramyogastudio.jp/)を主宰。
モデル…宮澤成良さん
3歳からクラシックバレエを習う。2011年、乃木坂46のオープニングメンバーとして活動後、現在はモデルとして雑誌・広告等で活躍中。RYT200取得。
成良さん:タンクトップ¥7,590、ブラトップ¥7,700、ピンクレギンス¥12,100/すべてNUX
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