【ゴルフに効くヨガ】理学療法士監修!ゴルフ上達に必要な4要素を養う「ゴルフヨガ」

 【ゴルフに効くヨガ】理学療法士監修!ゴルフ上達に必要な4要素を養う「ゴルフヨガ」
堀川ゆき
堀川ゆき
堀川ゆき
2021-08-13

幅広い世代に人気のゴルフ。実はゴルフを楽しむためのセルフケアやトレーニングにヨガがぴったりだということを知っていますか? 理学療法士の堀川ゆきさんに、ゴルフとヨガが相性が良い理由や、ゴルファーにおすすめのヨガポーズを教えていただきました。

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ゴルフヨガとは

ゴルフは中高年になっても無理なく続けられるスポーツの一つです。近年は女性ゴルファーも急増していて、男女問わず人気のスポーツです。また、屋外のスポーツでソーシャルディスタンスが保てるという点でも人気があり、このコロナ禍ゴルフを楽しむ人が増えています。

ヨガがゴルフに良い理由 理学療法士によるゴルフ上達のための「ゴルフヨガ」
Photo by Yuki Horikawa

なぜゴルフにヨガなのか?と感じる人もいるかもしれませんが、ヨガで養われる力は主に、
・柔軟性
・筋力
・バランス
・メンタル

この4つです。

これは実はゴルフに必要なファクターとピッタリ一致しているのです。実際、トレーニングとしてヨガを実践しているプロゴルファーは世界中にたくさんいます。ゴルフとヨガには共通点が多く、今回理学療法士の視点からゴルフにオススメのヨガポーズを紹介したいと思います。

ゴルフヨガに重要な4要素

柔軟性

ゴルファーにとって身体の柔軟性を保つことは必須条件です。特に肩関節と股関節、そして脊柱の柔軟性を高めておくことは、スムーズなスイングを生み出すために重要です。 柔軟性を高めて可動域を拡げることで、怪我を回避できたり、飛距離アップ、コントロール性能の向上などパフォーマンスが上がるというメリットがあります。

ヨガがゴルフに良い理由 理学療法士によるゴルフ上達のための「ゴルフヨガ」
Photo by Yuki Horikawa

体幹

体幹とは腕や脚を除いた胴体の部分です。ゴルフスイングは体幹が軸となり、回旋(ねじる)運動が起こります。体幹を鍛えると軸が安定します。軸が安定していれば身体のブレが減り、キレイなフォームが維持できて、無駄な力を入れず必要最小限の力で再現性の高いスイングを生み出すことが可能になります。

バランス能力

コースでは毎回ショットが平坦な場所とは限りません。様々な条件下でも瞬時に対応できるボディバランスを整えておくことが大切です。スイングの再現性を高めるためにも、下半身と上半身のバランス力が必要です。

メンタルコントロール

ヨガの呼吸法が自律神経に作用し、メンタルをコントロールすることができます。また、ヨガのポーズを行う時の集中力もゴルフのプレイとリンクします。メンタルのスポーツとも称されるゴルフは、精神面がパフォーマンスやスコアに影響しやすいスポーツです。 メンタルを鍛える手段の一つとして、ヨガは有効です。

その他にも
・ゆがみや左右差の改善
・姿勢の修正
・集中力アップ
・リラックス
・持久力の向上
・ケガの予防

など、ゴルフの上達に期待できる点はたくさんあります。その結果、ショットの安定や飛距離アップといったテクニック面や、自分の感情に振り回されずプレイできる、怪我なく高齢になってもゴルフが続けられるなどの様々なメリットにつながるでしょう。

ゴルフというスポーツの特徴

実際ゴルフというスポーツは、
・スイング
・ウォーキング

この2つの運動から成っています。

スイングは身体を回旋(ねじる)する動きで、無酸素運動です。そしてウォーキングは有酸素運動で、ワンラウンドの歩数は最低でも1万数千歩になります。これは1日の目標歩数を十分に上回る歩数です。

スイングの動きを考えると、ヨガポーズはねじるポーズをたくさん取り入れた方が良いでしょう。また、右打ちの人の場合、左半身に怪我や痛みが出やすいのが特徴です。これらの動きは1方向の動作の反復によって起こるので、反対の動作(逆振り)をクールダウンとして行うことも良いと思います。
そしてウォーキングですが、ウォーキングの際のポイントがいくつかあります。1万歩以上のウォーキングにその1日身体がしっかり適応できるように、ウォーキングの基本『【理学療法士が解説】そのウォーキングちょっと待った!運動効果がぐっと高まる「正しいウォーキング」』について一読してくださいね。

また、最近カートも普及していますが、足腰に支障がなければ積極的に歩きましょう。

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AUTHOR

堀川ゆき

堀川ゆき

理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。2006年に渡米し全米ヨガアライアンス200を取得。その後ヨガの枠をこえた健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士資格を取得。スポーツ整形外科クリニックでの勤務を経て、現在大学病院にて慢性疼痛に対するリハビリに従事する。ポールスターピラティスマットコース修了。慶應義塾大学大学院医学部博士課程退学。公認心理師と保育士の資格も持つ二児の母。



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