【格闘技ドクターが解説】回数をこなすだけじゃダメ?「何度練習しても上達しない」本当の理由

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【格闘技ドクターが解説】回数をこなすだけじゃダメ?「何度練習しても上達しない」本当の理由

何度練習しても憧れのヨガポーズを達成できない……。成果がでないと楽しくないですし意欲が失せてしまいます。現役スポーツドクターの二重作拓也先生に脳内で行われる「修正のしくみ」を学び、運動が上達する有意義な練習法をマスターしましょう。

ただ回数をこなすだけの反復練習では上達しない!?

「できなかった技ができるようになった」「ヨガで難しいポーズができるようになった」と上達を感じる瞬間は、練習を継続する原動力になりモチベーションアップにもつながります。これまでは「とにかく回数をこなす」反復練習が技術の向上にプラスだと考えられていて、ひたすらサーブを打ち続ける、やみくもにバットを振り続ける、ライバルが100回やるなら自分は120回やる、少しでも早く上達したいから長時間・高回数フォームを行う、そんな「身体に覚えさせる練習」がいろんな場面で重視されてきたように思います。確かに「動き続けるスタミナを獲得する」「地味な基礎を繰り返して継続力を鍛える」という面では有効かもしれません。しかしながら、私たち人間の身体は消耗品です。身体が悲鳴を上げているのに、それを無視してやり続けると、上達のための練習ではなく、酷使するための練習になってしまいます。

残念ながら日本のスポーツ界は、海外に比べて「身体や健康を守る意識」が低く、本数などの「練習量」であったり、関わった「総時間」であったりが重視される傾向がまだまだ根強く残っています。(テレワーク推奨前の、「朝早くから職場に来て、夜遅くまで残業してる人が評価される」みたいな妙な風習に近い感じです)

ですが、大切なのは練習の目的です。その練習で何を達成したいのか?それによって最適な方法は当然変わってきますよね。ここでは「できないことができるようになる」とか、「できる技のレベルが上がる」を目的とするならば、「脳における運動学習のしくみ」を読者の皆さんと共有したいと思います。知ることで、さらに実効的な練習が構築できますし、必要のない怪我やダメージを減らす可能性があるからです。

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