「どうしても、したい」衝動の波に呑まれそうになった時の対処法とは

 「どうしても、したい」衝動の波に呑まれそうになった時の対処法とは
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石上友梨
石上友梨
2020-07-26
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2.呼吸に注意を向ける

次に、呼吸に注意を向けます。意識的に深呼吸するなど呼吸をコントロールしようとせず、あるがままの呼吸を観察します。呼吸の速さ、深さ、流れ、呼吸に伴う体の膨らみ、心地よさ、呼吸に関することなら何でも良いです。自分の呼吸に注意を向け、呼吸を観察しましょう。私たちの呼吸は常に変化をしています。同じ呼吸は二度とありません。今、この瞬間の呼吸をしっかりと味わいます。衝動に伴う身体感覚に不快なものがあれば、その身体感覚に向けて呼吸をしても良いでしょう。例えば、胸のあたりが苦しいのならば、吸った呼吸で胸のあたりに新鮮な空気を届け、吐く呼吸で胸のあたりの苦しさを外に運び出すイメージです。身体感覚とともに自然な呼吸を繰り返しましょう。

3.衝動を観察する

呼吸を続けていく中で、衝動の強さが変化するかもしれません。先ほどより強くなったり、弱くなったり、衝動の波は常に変化をしていきます。衝動が弱くなったから良い、強くなったから悪いなど、評価・判断せずに衝動の変化をただ観察します。観察することが難しい場合は、衝動の強さを数値化しても良いでしょう。「今は衝動の強さが90%だ!」「弱くなってきて80%だ」などと数値化して観察しましょう。

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