強い不安感に対処する3つの方法|臨床心理士が教える感情コントロール法

 強い不安感に対処する3つの方法|臨床心理士が教える感情コントロール法
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石上友梨
石上友梨
2019-06-04

感情と聞いて、どのようなイメージが浮かびますか? 不安や怒り、落ち込みや悲しみ…ネガティブな感情ばかりイメージをした方かもしれません。感情には、喜びや愛おしさなどポジティブなものから、驚きなど、どちらにも分類できないようなものまでいろいろな種類があります。もし、ネガティブな感情ばかりイメージしたのでしたら、普段から感情に振り回されたり、困っているのかもしれません。今回は、対処法に困っている方が多い「不安」について紹介します。

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感情の持つ意味とは?〜感情は大切なサイン〜

感情は「人間が生きていくために必要なもの」です。感情は悪いものでも、無くさないといけないものでもありません。そして、感情は出しちゃいけないものでもありません。感情は「私たちに大切なことを教えてくれるサイン」です。良い悪いで判断するものではなく、感情を適切に表現することが大切です。

どの感情にも共通した3つの大切なことがあります。

1.感情の意味を知ること

それぞれの感情にはそれぞれ意味があります。感情が私たちにどんなことを教えてくれるのか、意味を知ることから始めましょう。

2. 感情は永遠に続かないと知ること

感情は永遠には続かないです。感情から目を背けたり、押さえ込まず、しっかりと感じ続ければ、必ずピークを迎え、だんだんと小さくなっていきます。

感情は必要だから人間に備わったものです。感情はゼロにはならないし、無くすことを目指すものでもありません。

3.自分の感情に気づくこと

自分がどんな感情を持っているのか、しっかりと気づくことが大切です。どんな感情があるのか得体がしれないままだと、混沌として圧倒されやすくなります。どんな感情がどの程度の強さであるのか、しっかりと書き出し、分類することで、巻き込まれにくくなります。

それでも、感情が強すぎると圧倒されてしまう場合があります。今回から感情と上手に付き合う方法、感情コントロール方をお伝えします。

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