「自分より幸せな人が憎い」自己愛性パーソナリティタイプの恋愛傾向とは

 「自分より幸せな人が憎い」自己愛性パーソナリティタイプの恋愛傾向とは
Getty Images
南 舞
南 舞
2019-07-12
広告

どんな環境で育ってきたの?

このタイプに育つには2種類のパターンが考えられます。一つは過保護に育てられたためにつまずくことなく、何でも思い通りに育ってきたタイプ。もう一つは、幼いころは可愛がられていたのに、途中から弟や妹の誕生によって関心や愛情を奪われたり、挫折を味わったことで、それらを補おうと自己愛が強まっていったタイプ。どちらかというと後者の方が多いと言われています。自分に対する過剰な自信と劣等感・さみしさなどが混在していることもこのタイプの人たちには多いのです。

自己愛性パーソナリティタイプの恋愛傾向は?

自己愛性パーソナリティタイプの人たちの恋愛傾向は、主に2パターンあると言われますが、その違いは性別で分かれてきます。

男性の場合

非常に恋愛に活発なタイプの人が多いと言われます。恋愛関係を築くよりは、相手を自分の色に染め、まるでゲーム感覚のように制覇していく恋愛をすることが多いです。彼らの征服欲を満たす女性とは、見た目の美しさ、上品さ、家柄の良さ、学歴、仕事の華やかさなどいわゆる高嶺の花のような魅力的な人。目標が高いほど「ゲットした!」という満足感に繋がりやすく、満足したら気持ちが冷め、終了。という短命な恋愛をすることが多いです。

一方で、どんな時も褒め、母親のように自分を肯定してくれる女性とはこのタイプとは長続きしやすく、結婚に結びつくことも。このタイプの人はいわゆる“マザコン”と呼ばれる人も多く、心理的には母親との距離が近い人も多いので、パートナーの女性に対して母親のような要素を求めるのでしょう。

女性の場合

異性との関わりが乏しいタイプの人が多いと言われます。このタイプの人は、外見も中身も十分すぎるくらい魅力的であるのに、自分の中で男性に対する理想が高すぎるため、現実で出会う人が役不足に思え、恋愛に結びつかないパターンが多いのです。また、プライドが邪魔をして関係が発展しないという背景があるのかもしれません。なので、恋愛相手としては、プライドが高くなく、むしろ弱腰な感じの男性であったり、あるいは女性の言い分をすべて聞きいれ受け入れてくれるような存在でいてくれる男性と恋に落ちやすいです。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告



RELATED関連記事