7人のヨガ賢者が語る「今、伝えたいヨガの精神」vol.1 野沢和香先生

7人のヨガ賢者が語る「今、伝えたいヨガの精神」vol.1 野沢和香先生
yoga Journal online

長くヨガに親しみ、指導者としても活躍し続けるティーチャーたちにとって、ヨガとはどのような存在なのでしょうか? 伝えていきたいヨガの精神、そして人生にヨガがどのように影響しているのかをじっくり語っていただきました。7人のヨガ賢者のトップを飾るのは、モデル・ヨガインストラクターの野沢和香先生です。

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♯CASE1「アーサナ練習が、客観視できる心をつくってくれた」

太陽のように晴れやかな笑顔で、クラス中を明るく包み込む野沢和香先生。ファッション誌を中心にトップモデルとして活躍する傍ら、今夏はRYT500を取得するなど、ヨガインストラクターとしてもステップアップし続けています。そんな和香先生がヨガを始めたのは、「手に職をつけたい」と思ったから。

「モデルを始めた頃は若かったですし、景気も良かったので仕事もたくさん入ってきましたが、まったく貯金をしていなくて(笑)。当時は自分が長くモデルを続けていけるとは思えず、将来に不安を感じて、手に職をつけないとヤバイ! じゃあヨガでもやろうかな、と思ったんです」

――もともとサーフィンが趣味だったこともあり、体を動かすことが好き。ヨガを始めた当初は、アーサナだけを練習していたといいます。そんなある日、思いがけず、自分の変化に気づいたそう。

「当時付き合っていた彼が、何かと文句やダメ出しが多い人だったんです。彼とは、人とこんなにケンカしたことがないっていうくらい、ケンカばかりしていたんですよね(笑)。ある日、いつものように言い争っていたら、心のどこかで『今、私、ムカついてる』と感情を客観視している自分に気づいたんです。それまではケンカが始まったら、ネガティブな気持ちに100%、支配されるだけだったのに」

野沢和香
「ヨガは人生をもっとラクに、ハッピーに生きるためのツール」/Photo by Nobuhiro Miyoshi (RELATION) 

「呼吸に意識を向けて、自分の体を感じなさい。意識がほかに向いたら呼吸に戻りなさい。ヨガの先生の教えに従って、ひたすらアーサナの練習を続けてきただけ。その結果、いつしか自分を客観視する力が、自然と身に付いていたことを知った瞬間でした」

「体を使っているだけのつもりだったのに、いつの間にか心まで変わっていて、ヨガってすごい!と思いました。自分を客観視できるようになってから、感情に振り回されなくなりましたね。イヤだと思うときやイライラするとき、悲しいときはもちろんあるけれど、目の前の感情が人生のすべてではなく、一部だとわかっているからラク。自分自身と冷静に向き合うことができるので、自分が何にとらわれていて、何をしたいのかがクリアになって、夢や希望が実現しやすいと感じています。ヨガは、私にとって人生をラクに、ハッピーに生きていくためのツール。困った時に助けてくれ、頑張り時には私を鼓舞し、日常を豊かにしてくれます」

――ヨガを学ぶうえでは、いい先生との出会いも重要なポイント、と和香先生。

「最初にヨガを習った先生が、とても素敵な方でした。先生のようになりたいと思い、レッスンにたくさん通ったことが今につながっています。いい先生に出会うには、興味があるクラスにどんどん参加するのがおすすめ。そうするうちに自分に合ういい先生とめぐり会うことができるし、その先生がヨガが深まるように、導いてくれますよ」

――そして、何より大切なのは、ヨガを楽しく続けること。

「ポーズを極めても、インスタ映えする写真を撮っても、ヨガ哲学を追究してもいい。どんなことでも楽しいと感じることを見つければ、楽しく続いて、ヨガの恩恵を享受できると思います」

インタビューに答えてくれたのは…野沢和香先生
モデル、ヨガインストラクター。健康的な明るさと上品な美しさを兼ね備え、CMをはじめ雑誌、テレビのバラエティ番組等で活躍中。多くの大型ヨガイベントに登壇し、今年開催したハワイ・リトリートも好評を博す。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Photo by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
Text by Minako Noguchi
yoga Journal日本版Vol.61掲載

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