仏教由来の瞑想法「慈悲の瞑想」に31日間挑戦! 体験後に起きた変化は?
体験2週間目以降の変化
瞑想2週目はちょうどヨガジャーナル1月号が店頭に並び、私のプラクティスは新たな局面を迎えました。ヨガジャーナル2019年1月号は2種類の表紙で発売しました。1つはプラスサイズのヨガインストラクターとして知られるジェサマイン・スタンリーさん。もう1つは上級アシュタンガ指導者のマティ・エツラティさん。その表紙に関してSNSでネガティブな意見が拡散し、私が担当するデジタルコンテンツの業務は通常よりもストレスの多い状況を迎えました。数えきれないほどの否定的な意見を読んで私は傷つきましたし、読者を落胆させてしまったという申し訳ない気持ちで胸がいっぱいになりました。そして、これらの感情を抱えて「慈悲の瞑想」のプラクティスに取り組むことになりました。
まず始めに自分に対してマントラを唱え、次に傷つけてしまった人たちに、そしてSNS上で怒りを露わにしている人々に、最後に全てのヨガジャーナル読者に向けて唱えました。悲しみと怒りのせいで、全ての瞑想を行うのが難しいときもありました。しかしながら、この瞑想のおかげで、とにかくただ争いごとに加担したいといった人たちに対して同情できるようになりました。人は皆、痛みや苦しみと戦っていると思います、そして究極的には否定的なことばかりをいう人たちは、愛され、受け入れられたいのです。– 私もそうであるように。
数週間経過していくと、「慈悲の瞑想」に一層惹かれていきました。仕事でストレスを強く感じたときやプライベートな時間でマントラを自然に唱えるようになり始めました。旅行中に飛行機が着陸する際、揺れが起きたとき、気持ちを落ち着かせるためにマントラを暗唱するようにさえなりました。
私にとって「慈悲の瞑想」は、自分をスローダウンし、何か行動に移す前に自分の心を理解するための方法となったのです。例えば、近所で騒々しいパーティーが行われていたとして、怒って大声で文句をいうよりも瞑想を唱え、コントロールしようという感情を受け流し、その状況を受け止め、彼らが自分に悪気を持って行っているわけではないと理解を示します。
31日間に及ぶ瞑想チャレンジの最終日、おそらく瞑想が簡単だと思える日は一生訪れないかもしれない、深くそして永続的な平和を求める旅は一生続くのかもしれない、と感じました。自分自身に今の自分のままで良いのだと言い聞かせ、自分自身を愛する方法を見つけるためにプラクティスが重要だと学びました。
教えてくれたのは…サマンサ・トゥルーハート
ヨガジャーナルアメリカ版編集部のデジタル・ストラテジスト。ヴィンヤサフローヨガとキャンドル陰ヨガのクラスがないときは、愛犬のラブラドール・レトリバーとドッグパークを訪れたり、山にハイキングに出かけたり、最近のNetflix番組を一気見したりを楽しんでいる。
ヨガジャーナルアメリカ版/「How a 31-Day Loving-Kindness Meditation Challenge Transformed My Relationships and Reduced My Anxiety」
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