夜もコーヒーが飲みたい人へ。「たんぽぽコーヒー」のメリットとは?温活アレンジ3選【管理栄養士監修】

夜もコーヒーが飲みたい人へ。「たんぽぽコーヒー」のメリットとは?温活アレンジ3選【管理栄養士監修】
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松田 真紀
松田 真紀
2026-09-12

「夜、リラックスするときにコーヒーが飲みたい。でも、カフェインで眠れなくなるのは心配……」「手足が冷える夜は、温かいものを飲んでほっとしたい」。 そんな40代以降の女性にも取り入れやすいのが、「たんぽぽコーヒー(ダンデライオンコーヒー)」です。 たんぽぽの根を焙煎して作るたんぽぽコーヒーは、コーヒーのような香ばしさを楽しみながら、カフェインを控えられるのが大きな魅力。温かくして飲めば、冷えが気になる夜のリラックスタイムにも取り入れやすい一杯です。 今回は、たんぽぽコーヒーの特徴と、冷えが気になる夜に楽しみたい簡単アレンジレシピ、飲むときに知っておきたいポイントをご紹介します。

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夜にも取り入れやすい!たんぽぽコーヒーが人気の理由

たんぽぽコーヒーは、たんぽぽの根(ダンデライオンルート)を乾燥・焙煎し、お湯で抽出して楽しむコーヒー風の飲み物です。

コーヒー豆から作られるコーヒーとは別の飲み物ですが、焙煎した根ならではの香ばしさやほろ苦さがあり、「コーヒーを飲みたいけれど、カフェインは控えたい」というときの選択肢になります。

カフェインを控えたい夜にも

たんぽぽの根そのものには、コーヒー豆のようにカフェインは含まれていません。

カフェインには覚醒作用があり、摂る時間や量、体質によっては寝つきや睡眠に影響することがあります。そのため、夕方以降にカフェインを控えている人にとって、たんぽぽコーヒーは取り入れやすい飲み物のひとつです。

ただし、市販の「たんぽぽコーヒー」の中には、ほかの原料をブレンドした商品もあります。カフェインを避けたい場合は、原材料表示や「カフェインゼロ」「ノンカフェイン」などの表示を確認しましょう。

香ばしく、コーヒー気分を楽しみやすい

たんぽぽコーヒーの魅力は、ノンカフェインであることだけではありません。

焙煎した根の香ばしさとほろ苦さがあり、ミルクや豆乳とも合わせやすいのが特徴です。

普段のコーヒーをすべて置き換える必要はなく、「夜の一杯だけ変えてみる」という使い方でも十分。温かい飲み物をゆっくり楽しみたい夜にも向いています。

たんぽぽコーヒーは「冷え」や「むくみ」にいい?

たんぽぽは古くからハーブとして利用されてきた植物です。

一方で、たんぽぽを摂ることで「冷えが改善する」「むくみが取れる」「血流がよくなる」といった効果が、人を対象とした十分な研究によって確認されているわけではありません。

特に、一般的なたんぽぽコーヒーは「たんぽぽの根を焙煎して抽出した飲み物」です。たんぽぽの葉や濃縮エキスを使った研究結果を、そのままたんぽぽコーヒーの効果として考えないことが大切です。

「むくみに効く」とまでは言い切れない

たんぽぽは伝統的に、水分排出を目的としたハーブとして使われてきた歴史があります。

実際に、たんぽぽの葉から作ったエキスを摂取した人で尿量などを調べた小規模な研究もありますが、対象者は少なく、さらに使用されたのは「たんぽぽの葉のエタノール抽出物」です。

そのため、たんぽぽの根から作る一般的なたんぽぽコーヒーを飲めば「利尿作用によってむくみが改善する」とまでは言えません。

むくみには、食塩の摂りすぎや長時間同じ姿勢で過ごすこと、運動不足のほか、薬の影響や病気などさまざまな原因があります。

むくみが強い、長く続く、片側だけに現れるなどの場合は、食品だけで対処しようとせず、医療機関に相談しましょう。

「体を温める効果」より、温かい飲み物として楽しもう

たんぽぽコーヒーそのものに、末梢血流を促進して冷えを改善することが確認されているわけではありません。

しかし、冷えが気になる夜に温かい飲み物をゆっくり飲めば、口や喉、お腹から温かさを感じることができます。

そこに、しょうがなど香りや辛味のある食材を組み合わせれば、いつもの一杯とは違った「温活ドリンク」として楽しむことができます。

ここでいう「温活」は、病気や冷え症を治療するという意味ではなく、寒さや冷えを感じるときに、温かい飲み物を生活に取り入れる工夫と考えましょう。

冷えが気になる夜に。管理栄養士おすすめ「アレンジカフェ」3選

1.豆乳シナモンしょうがラテ

作り方

濃いめに淹れたたんぽぽコーヒーに温めた豆乳を合わせ、すりおろしたしょうがとシナモンパウダーをひと振りします。

POINT

しょうがのピリッとした辛味とシナモンの香りが、たんぽぽコーヒーの香ばしさと好相性。

豆乳を加えることで味わいがまろやかになり、植物性たんぱく質も補えます。冷えが気になる夜は温かい状態でゆっくり楽しんでみましょう。

2.甘酒ラテ

作り方

たんぽぽコーヒーと温めた米麹甘酒を1:1で合わせます。

POINT

米麹甘酒には炭水化物が含まれているため、自然な甘みがあり、砂糖を加えなくても満足感のある味に仕上がります。

甘酒は「ビタミンB群が豊富」「飲む点滴」などと紹介されることもありますが、食品成分表を見ると、ビタミンB群の含有量は必ずしも多くありません。

「疲労回復のため」と考えるよりも、優しい甘みを楽しめるアレンジとして取り入れるのがおすすめです。

※甘酒は商品によって糖質量や甘さが異なります。糖質が気になる場合は量を調整しましょう。

3.デーツ(なつめやし)コーヒー

作り方

刻んだセミドライデーツをカップに入れ、熱いたんぽぽコーヒーを注ぎます。少し置いて、デーツの甘みをなじませてからいただきます。

POINT

デーツの濃厚な甘みが少しずつ溶け出し、たんぽぽコーヒーのほろ苦さとよく合います。

砂糖やシロップとは違った、果物ならではの甘みを楽しめるのも魅力。飲み終わった後のデーツも一緒に食べれば、ちょっとしたデザート感覚で楽しめます。

夜に楽しむなら?たんぽぽコーヒーの飲み方のコツ

「何時まで」と決めなくてもOK。寝る直前の飲みすぎには注意

一般的なコーヒーのようにカフェインを気にする必要がないのが、たんぽぽコーヒーのメリットです。

そのため、「16時以降は飲まない」といった決まりはありません。

ただし、たんぽぽコーヒーに限らず、就寝直前にたくさんの水分を摂ると、夜中にトイレに起きる原因になることがあります。

夜間の尿意が気になる人は、寝る直前にたっぷり飲むのではなく、夕食後や入浴後など、少し早めのリラックスタイムに楽しむとよいでしょう。

冷えが気になる日はホットで楽しむ

たんぽぽコーヒーはアイスでも楽しめますが、「今日は冷えるな」と感じる夜なら、温かい状態で飲むのがおすすめです。

温かいカップを手にして、香りを楽しみながらゆっくり飲む。それだけでも、夜の気分転換になります。

「ホットで飲めば血流が改善する」「副交感神経が優位になる」といった効果を期待するのではなく、温かさや香りを楽しむ夜の習慣として取り入れましょう。

毎日飲んでも大丈夫?知っておきたい注意点

たんぽぽは、食品として一般的に摂られる程度の量であれば、安全性に大きな問題はないと考えられています。

ただし、ハーブだから誰にでも安全というわけではありません。

たんぽぽはキク科の植物です。キク科植物にアレルギーのある人は注意しましょう。

また、たんぽぽと一部の糖尿病治療薬、抗凝固薬・抗血小板薬、利尿薬などとの相互作用の可能性も指摘されています。

薬を服用している人や、妊娠・授乳中の人が習慣的にたくさん摂る場合は、医師や薬剤師に相談すると安心です。

【まとめ】夜のコーヒーを「我慢する」以外の選択肢に

夜のリラックスタイムにコーヒーが飲みたい。でも、カフェインは気になる。

そんなとき、たんぽぽコーヒーはひとつの選択肢になります。

現時点では、「たんぽぽコーヒーを飲めば冷えやむくみが改善する」と言えるほどの科学的根拠はありません。

それでも、コーヒーのような香ばしさを楽しみながらカフェインを控えられ、ホットで飲めば温かさも楽しめるのは魅力です。

しょうがやシナモン、豆乳、甘酒、デーツなどを加えれば、いつもの一杯を少し特別な夜のドリンクにすることもできます。

「夜だからコーヒーを我慢する」ではなく、飲むものを少し変えてみる。

冷えが気になり始める季節、自分のための夜のリラックスタイムに取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考文献・参考資料

  • National Center for Complementary and Integrative Health(NCCIH)「Dandelion: Usefulness and Safety」
  • Clare BA, Conroy RS, Spelman K. “The diuretic effect in human subjects of an extract of Taraxacum officinale folium over a single day.” Journal of Alternative and Complementary Medicine. 2009.
  • 厚生労働省 健康日本21アクション支援システム「快眠と生活習慣」
  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
  • 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

※たんぽぽの健康効果については、人を対象とした研究が十分ではありません。本記事では、特定の疾患の予防・治療や、冷え・むくみの改善効果を示すものではありません。

※市販のたんぽぽコーヒーは商品によって原材料が異なります。カフェインを避けたい場合は商品表示を確認してください。

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