つまずきやすさ…の原因!【現代人は「腰の骨」が詰まっている?】簡単!腰椎6方向ワーク
「脚が重だるい」「歩くときや脚を開いたときに、股関節まわりにつっかかる感じがある」「脚をスムーズに前に出せない」「つまずきやすくなった」。そんなお悩みを感じたことはありませんか? 実はその原因、脚そのものだけでなく、「腰椎(腰の骨)」の詰まりや動きの硬さにあるかもしれません。
背骨と脊髄の仕組み
背骨には、頸椎(けいつい)と呼ばれる首の周りの骨、胸椎(きょうつい)と呼ばれる胸から腰までの骨、腰椎(ようつい)と呼ばれす腰の周りの骨があります。
そして、脳と全身をつなぐ「脊髄」が背中側の「脊柱管(せきちゅうかん)」に収まっていて、椎骨の脇から神経が出て全身隅々に繋がっています。
腰が硬くなると神経にも影響が出る
脊髄から伸びる腰部の神経は、腰椎の間(椎間孔)を通って、お尻、もも、膝、足先へとつながっています。腰まわりがガチガチに固まっていると、神経の通り道が圧迫されたり滑走性が悪くなったりして、脚への指令がうまく伝わりません。
「デルマトーム」という皮膚分節知覚帯図を見ると、腰部の神経は、皮膚感覚だけでなく、運動・筋力支配や、腱反射にも影響を与えていることがわかります。
腰の骨を動かそう
そこでおすすめなのが、腰椎を「6方向」に動かすワークです。脊柱(背骨)の基本運動は、大きく分けて以下の3対・6つの方向となります。
1. 屈曲(前に曲げる):背中・腰を丸める
2. 伸展(後ろに反る):胸・腰を開く
3. 側屈(右に倒す):右の体側を縮め、左を伸ばす
4. 側屈(左に倒す):左の体側を縮め、右を伸ばす
5. 回旋(右にねじる):骨盤と肋骨のスペースを保ちながら右へ
6. 回旋(左にねじる):同様に左へ
日常の動作では動きが偏りがち
私たちが普段生活していると、「前かがみ」など決まった方向にばかり腰を動かしています。腰椎を意識的に6方向へ動かすことで、椎骨と椎骨の間に適度なスペースが生まれ、まわりの筋肉や筋膜がほぐれます。
結果として、神経の通り(滑走性)がスムーズになり、脳から下肢(脚)への神経伝達が活性化。脚がスッと前に出やすくなったり、股関節の可動域が広がったりといった変化を実感することができます。
簡単!腰椎6方向ワーク(基本のアプローチ)
椅子に座った状態、または床に安楽座(あぐら等)で座った状態で行います。無理に大きく動かす必要はありません。「神経の通り道を広げ、心地よく通電させるイメージ」で行うのがポイントです。
※今回は腰椎に手の指先を当てて、6つの椎骨を感じながら行います。
※背骨のゴツゴツ(棘突起)の両側(横突起)の少し下に指先を当てて、呼吸に合わせて心地よく繰り返しましょう。
1. 前後運動(屈曲・伸展)
息を吐きながらおへそをのぞき込むように背中と腰を丸め、腰椎の後ろ側を開きます。
吸いながら骨盤を起こし、坐骨から頭頂までを長く伸ばしながら腰〜胸をやさしく反らせます。
2. 左右の側屈運動
両手を体側に置き、息を吸って背筋を伸ばします。
息を吐きながら上半身を右へ傾け、左の腰〜体側をじんわり伸ばします。
吸いながらセンターに戻り、再び吐きながら左へ傾け、右側を伸ばします。
※肋骨と骨盤の間のスペースを開く意識で行いましょう。
3. 左右の回旋運動(ねじり)
頭頂を高く引き上げ、背骨のスペースを確保します。
骨盤の位置を固定し、息を吐きながらみぞおち〜腰椎から心地よく右へねじります。
吸いながら正面に戻り、再び吐きながら左へねじります。
※無理に手で引っ張らず、軸を保ったまま深呼吸を届けましょう。
※触っている箇所を中心にねじっていくイメージで行いましょう。
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