ノルウェー代表のエース、ハーランドの1日6000kcal食事法|牛の心臓や生乳も取り入れる“祖先型”の食習慣とは

ノルウェー代表のエース、ハーランドの1日6000kcal食事法|牛の心臓や生乳も取り入れる“祖先型”の食習慣とは
山口華恵
山口華恵
2026-08-10

ノルウェー代表のエースとして、そして世界最高峰のサッカーリーグでゴールを量産するストライカーとして、圧倒的な存在感を放つアーリング・ハーランド。195cmの長身と驚異的なフィジカル、爆発的なスピードを武器に、屈強なディフェンダーを相手にしても力強くプレーし続ける彼の肉体は、日々のトレーニングだけでなく、徹底した食習慣によって支えられている。

Google Newsでヨガジャーナルの記事が見つけやすくなります

Googleに登録する
広告

自然に近い食材から体をつくる“祖先型”食生活スタイル

アーリング・ハーランドの食事内容は、単に消費したカロリーを補うためのものではない。激しい試合やトレーニングで大きな負荷がかかる体を維持するため、筋肉や体力を支える栄養を重視しているの牛の心臓や肝臓、生乳なども取り入れた“祖先型”ともいえる食生活は、加工食品に偏らず、自然に近い食材から必要なエネルギーと栄養を摂るスタイルとして注目されている。

元ノルウェー代表のチームメート、ジョシュア・キングは、ハーランドの食欲について「彼ほど食べる人を見たことがない。まるで熊のように食べる」と語っている。もちろん、トップアスリートであるハーランドと同じ食事量を一般の人が取り入れる必要はない。しかし、年齢とともに筋肉量や代謝が変化しやすい女性にとっても、彼の食生活には学ぶべき点がある。それは、体を健やかに保つためには、必要な栄養を意識して摂ることが大切だというごくシンプルだけれど、忘れがちなこと。

photo by GettyImages
photo by GettyImages

「肉は悪い食べ物ではない」ハーランド独自の食へのこだわり

ハーランドの食事で注目されるのは、量だけではない。高いパフォーマンスを維持するため、栄養価の高い食材を選び、体づくりを支えることを重視している。朝食には、農場の卵やサワードウブレッド、ヨーグルトを取り入れ、生乳や地元産の蜂蜜を加えたコーヒーを飲むこともあるという。午前中の補食では鶏むね肉とパスタ、昼食には魚料理や卵入りチャーハン、野菜などを組み合わせ、活動量の多い体に必要なたんぱく質やエネルギーを補給している。トレーニング後には、パルマハム、ブッラータチーズ、ドライトマト、トリュフオイルを使った特製サンドイッチを食べることも。そして夕食の中心となるのは赤身肉だ。牧草飼育された牛肉のステーキやリブ、骨髄に加え、牛の心臓や肝臓などの内臓肉も取り入れている。

肉、魚、卵、乳製品など、たんぱく質を豊富に含む食材を日々の食事に取り入れることで、体を動かすためのエネルギーだけでなく、筋肉の維持や回復を支える栄養もしっかり確保していることがわかる。

ハーランドは自身のドキュメンタリー作品「Haaland: The Big Decision」の中で、食事への考え方を明かしている。「人は肉が体に悪いと言う。でも、どんな肉なのか?ファストフード店の肉なのか、それともそこで草を食べて育った地元の牛なのか。僕は心臓や肝臓も食べる。」彼が重視するのは、自然に近い食材を選ぶこと。超加工食品や砂糖の多い食品を避け、肉、魚、卵、乳製品、野菜、良質な炭水化物を中心に体を作っている。また、水にもこだわりがあり、主にフィルターを通した水を飲んでいるという。

photo by GettyImages
photo by GettyImages

クリスティアーノ・ロナウドから学んだ食習慣

ハーランドの食への意識が高まったきっかけの一つには、クリスティアーノ・ロナウドの存在があるという。父アルフ=インゲ・ハーランドは2019年、息子がロナウドの食習慣から影響を受けたことを明かしている。元マンチェスター・ユナイテッドのパトリス・エブラから、ロナウドと食事をした際に彼が魚を中心としたシンプルな食事を選んでいたという話を聞き、「34歳になっても世界最高レベルでプレーできる理由は、毎日の習慣にある」と感じたという。トップ選手のパフォーマンスを支えるのは、試合当日の努力だけではなく、日々の小さな選択の積み重ねなのだ。

photo by GettyImages
photo by GettyImages

 “怪物ストライカー”を支える食の哲学

ハーランドの1日6000kcalという摂取量は、一般人がそのまま取り入れられるものではない。1日に大量のエネルギーを消費するトップアスリートだからこそ成立する食事法だ。しかし、彼の食生活から見えるのは、単なる大食いではなく、自分の体に必要な栄養を理解し、パフォーマンスを最大限に引き出すために食材を選ぶという明確な哲学だ。「熊のように食べる」と表現される規格外の食欲の裏側には、世界最高峰の舞台で戦い続けるための徹底した自己管理がある。

ハーランドと同じ食事量を目指す必要はないが、体をつくるために必要な栄養を意識して摂るという考え方は、日々の健康管理にも通じるものがある。毎日の食事で何を選ぶか、その小さな積み重ねが、健やかな体を維持するための土台になるのだ。

出典:

Six meals Erling Haaland eats a day - from cow heart to raw milk

Bear Necessities Erling Haaland ‘eats like a bear’ with SIX meal-a-day diet as Norway star looks to KO England’s World Cup hopes

How hard is it to eat like Erling Haaland? CBS News' Leigh Kiniry gave his 6,000 calorie World Cup diet a try.

Google Newsでヨガジャーナルの記事が見つけやすくなります

Googleに登録する
広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

photo by GettyImages
photo by GettyImages
photo by GettyImages