くびれ・ポッコリお腹・腰痛をまとめて解消する肋骨開きストレッチ
「最近、下腹だけがポッコリ出てきた」「以前に比べて、くびれがなくなってきた…」と悩んでいませんか?40代以降、筋力の低下や座りっぱなしの生活が続くと、肋骨と骨盤の間(脇腹)がギュッと縮んで潰れてしまいます。実はこれが、しつこい腰痛だけでなく、内臓が押し出されて下腹が出る「ポッコリお腹」の大きな原因に。そこで今回は、理学療法士の視点から、運動が苦手な方でも座ったままできる「肋骨開きストレッチ」をご紹介します。
脇腹の縮みがポッコリお腹や腰痛を引き起こす理由
40代以降、体重は変わらないのに体型が崩れてきたり、腰の重だるさを感じたりする方が増えます。一見、別々の問題に見えますが、実は肋骨と骨盤の間のスペースが狭くなり、脇腹が縮んでいることが共通の原因かもしれません。
肋骨から骨盤、腰椎にかけては、天然のコルセットと呼ばれる腹横筋(ふくおうきん)や、腰を支える多裂筋や腰方形筋(ようほうけいきん)、背中を覆う広背筋(こうはいきん)など、重要な筋肉が密集しています。姿勢が崩れてこれらの筋肉が硬く縮むと、肋骨と骨盤の距離が縮まり、行き場を失った内臓が前に押し出されて、ポッコリお腹になってしまうのです。
さらに、脇腹や腰まわりの柔軟性が落ちると、歩く・ねじる・かがむといった日常の動きの負担がすべて腰椎(腰の骨)に集中するため、慢性的な腰痛」を引き起こす原因にもなります。
脇腹の縮み&お腹・腰のガチガチ度チェック!
「私は姿勢が悪くないから大丈夫」と思っていても、無意識の生活習慣で脇腹のスペースが潰れているかもしれません。まずは以下の項目をチェックしてみましょう。
● 椅子に座る時、つい背もたれに寄りかかってお尻を前にずらしてしまう
● 鏡で自分の体を見た時にウエストのくびれの左右差がある
● 床のものを拾う時、膝を曲げずに腰だけを丸めて曲げがち
● 昔に比べて、寝返りを打つ時に腰に違和感や重さを感じる
1つでも当てはまる方は肋骨と骨盤を繋ぐ深層の筋肉が縮んで硬くなっている可能性があります。そのまま放置すると、骨盤の傾きが歪んでさらにお腹が出やすくなり、腰痛も悪化してしまいます。
手遅れになる前に、今回ご紹介する簡単なストレッチを行なって、縮んだスペースを優しく引き伸ばしてあげましょう。
運動が苦手でも大丈夫!理学療法士が教える「肋骨開きストレッチ」
今回ご紹介するストレッチは座ったままでOK。肋骨と骨盤の間のスペースを広げ、お腹と腰をスッキリさせる意識で行いましょう。
<やり方>
1)床に楽な姿勢(あぐらなど)で座ります。
2)両手を頭の後ろに添え、息を吸いながら軽く背筋を伸ばします。
3)息を吐きながら体を真横に心地よく倒し、縮んでいた脇腹を縦に引き伸ばします。
4)反対の手を床につき、体を安定させます。
5)息を吸いながら、縮んでいた脇腹に空気を送り込むように深呼吸を3〜5回繰り返します。目線を斜め上に向けると、腰まわりの奥深くの筋肉までしっかり伸びます。
6)反対側も同様に行います。
ストレッチの後、潰れていたお腹まわりがスーッと縦に伸びて、腰まわりが軽くなったのを実感できたらOKです。
エクササイズの効果を上げるポイント
お尻が床から浮かないよう、お尻はしっかり床につけておきます。こうすることで骨盤が固定され、縮んだ腰方形筋や広背筋がしっかりとストレッチされますよ。
一日数回脇腹を伸ばすだけで、腰の軽さと引き締まったお腹も手に入る!
体が硬い方でも、「お尻(骨盤)を固定して、体側を伸ばしながら深呼吸する」という解剖学的なポイントさえ押さえれば、腰の奥にある硬い筋肉(腰方形筋)や、お腹を支える筋肉がしっかり動かすことができます。肋骨と骨盤の間に正しいスペースが戻れば、押し出されていた内臓が元の位置に収まり、ポッコリお腹も自然とすっきりしす。さらに、腰にかかっていた余計な負担が減るため、腰痛の予防にも抜群の効果がありますよ!
テレビを見ている合間やお風呂上がりのリラックスタイムに、脇腹を引き離す習慣を取り入れて、痛みのない軽い腰とすっきり締まったウエストラインを手に入れてくださいね。
▼ 動画で詳しいやり方を確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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