足元から整える。土台を安定させて全身を整えるシンプルエクササイズ
足は、体の中で唯一地面と接している土台です。私たち現代人の足は、靴に覆われている時間が長く、平らな道を歩く生活の影響もあり、足本来の機能が十分に使われていないことも少なくありません。そこで今回は、足元から整えることで全身のバランスを整える足のエクササイズをご紹介します。
足の状態は全身に影響する!
足は日常生活の中で常に体を支え続けている重要な部位です。現代人は、長時間の靴の着用や、硬く平らな地面での歩行が続くことで、本来備わっている足のしなやかな機能が低下しやすくなっています。
その結果、さまざまな足のトラブルにつながることがあります。足の状態は足首・膝・股関節へと連動し、姿勢や全身のバランスにも影響を及ぼします。
重要な足裏のアーチ
足の中でも重要なのが「足裏のアーチ」です。土踏まずを含むこの構造は、歩行時の衝撃を吸収し、体重を分散させる役割を担っています。アーチが低下してしまうと足元の安定性が損なわれさまざまな不調の原因にもつながってしまうことがあります。
✔膝、腰への負担が増えて膝痛や腰痛の原因になりやすい
✔猫背や反り腰など姿勢崩れにつながる
✔ふくらはぎのポンプ機能が低下し、むくみや冷えが生じやすくなる
✔足のトラブル(外反母趾、足底筋膜炎、タコ・魚の目など)につながりやすい
3つのアーチ
足裏のアーチは主に3つあり、それぞれ異なる役割を持ちながら、互いに補い合って働いています。
内側縦アーチ
歩く、走るときの衝撃を受け止め、分散させる役割を担っています。かかとから母趾球へとつながるラインで体重を支えています。この働きが弱くなると偏平足や足が内側に倒れやすくなります。その結果、膝や股関節が不安定になり臀筋が使いにくくなることもあります。後脛骨筋や前脛骨筋が関わり土踏まずを引き上げる役割をします。
外側縦アーチ
かかとから小趾側へつながり、体重を支える土台として働きます。この働きが弱くなると外側で支えにくくなり足首の不安定さが増します。捻挫やO脚の原因になることもあります。長腓骨筋などが関わり外側から足を支えています。
前足横アーチ
親指側から小指側へと横に広がるアーチで、体重を足指全体に分散し一点に負担が集中するのを防ぎます。横アーチが保たれていると、足指がしっかり使えるようになり、踏ん張る・つかむといった動きがしやすくなり、歩行の安定性や推進力が高まります。
アーチを目覚めさせるシンプルエクササイズ
足裏のアーチを目覚めさせることで足の安定性が高まり全身のバランスが整いやすくなります。足にやさしく刺激を与えながら全身すっきりさせましょう。日常に取り入れやすいエクササイズを3つご紹介します。
<足裏全体ほぐし>
立ったまま、または椅子や床に座った状態で、ボールなどを使い足裏全体をまんべんなくほぐしましょう。足裏の内在筋だけでなく、外在筋もほぐれて動きやすくなります。
(内在筋:足裏にある筋肉/外在筋:下腿から足部へつながる筋肉)
<足の雑巾絞り>
足の甲にある関節(ショパール関節)を整え、土踏まずを引き上げる
(やり方)
1)内くるぶしの斜め前にポコッと出ている骨(舟状骨)をチェックする
2)舟状骨の下に親指を沿えて引き上げる
3)反対の手は足の甲をつかみ下に下げるように雑巾を絞るようにねじり内側の土踏まずを引き上げる
(5回×3セット)
<土踏まず内側アーチを引き上げる>
1)つま先と膝の位置を正面に揃える
2)膝の内側に手を当て固定しつま先だけを少し外側にする
2)足裏で床をなぞるようにしながらゆっくり内側へよせてゆっくりと戻す(5回×3セット)
(POINT)膝を動かさないように足だけをコントロールする意識で行いましょう。
参考図書:JHCAホリスティックコンディショニング協会安田徒手セミナー資料
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