足裏の痛みの原因は足裏アーチの崩れかも?【たったこれだけ】足裏アーチ改善エクササイズ
ヨガのレッスンで「足裏3点」という言葉を聞いたことがある人もいるかと思いますが、この3点をつなぐアーチが崩れると足裏の痛みや魚の目になる可能性も。今回は足裏アーチについて解説しながら、アーチの機能をアップさせるエクササイズをご紹介します。
3つの足裏アーチ
ヨガのレッスンやエクササイズをする中で「足裏3点に体重を乗せて立ちましょう」という声がけを受けたことはありませんか?でもその3点がどこなのかよく分からなくて体重を乗せたくても乗せられない…そんな方もいるのではないでしょうか。
この足裏3点とは、親指の付け根付近に位置する母趾球と小指の付け根付近に位置する小趾球、そしてかかとのことを指します。この3点は3つの足裏アーチ、①土踏まずがある内側アーチ、②小指側の外速アーチ、③母趾球と小趾球をつなぐ横アーチが結ぶ点を指すのです。
この3つのアーチがきちんと機能することで足が地面に着いた時の衝撃を吸収する役割を担ってくれます。エクササイズ時の怪我を防ぎ、より安定した動きをするためにもこの3つのアーチは重要な部分ですので、私たちインストラクターはレッスン中に「足裏3点を意識して」と声がけさせていただくことが多いのです。
しかし、「3点に体重を乗せたくても乗れない」という方は体の重心が偏りどこかのアーチが潰れている可能性があり、それが引き金となって姿勢不良から血行不良につながり、足裏の痛みや魚の目、つまずきなどのトラブルを引き起こすことも。
特に仕事や日常生活で立ちっぱなしの姿勢やヒールを履く機会が多い方は、③母趾球と小趾球をつなぐ横アーチが潰れやすい傾向にあります。
横アーチの状態をチェックしよう
今まであまり横アーチを意識したことがないかも知れませんので、この機にあなたの横アーチはどのような状態かチェックしてみましょう。
足の拳を握ってチェック!
足の指をギュッと握り、手の拳のようにボコっと骨が出るかをチェックします。
親指から小指まで骨が5本すべて浮き上がった方は日常的に横アーチが機能していると言えるでしょう。
逆に浮き出てこない骨があった方は日常的にその部分に体重が多くかかってる傾向があり、横アーチが潰れて機能を失っている可能性があります。
この横アーチは今回のチェックで行なった足指で拳を作る動きを行うことで足裏の筋肉を動かすことができ、動きが横アーチの機能が改善します。ただ、足指の動き自体が硬く、握りたくても握れない、力が入らないという方も多くいらっしゃいます。
今回はそんな方のために、足指の動きがスムーズになる(アーチの機能がアップする)エクササイズをご紹介します。
たったこれだけ!足の甲ほぐし
先ほどのチェックで拳を握りづらいと感じた方は、ズバリ足の甲側で骨と皮膚や筋肉の癒着があるかもしれません。強目の力で足をさするだけでも足の甲はほぐれますが、足の甲にある指の骨の間を狙ってほぐすとより効果的です。
<やり方>
1)足の甲が触れる姿勢で座る
2)足の甲の親指と人差し指の延長線上の骨の間に親指を入れ、5回ほどさすりながらほぐす
3)足の甲の人差し指と中指の延長線上の骨の間をほぐす
4)すべての指と指の延長線上の骨の間をほぐし、反対も行う
骨と骨との間が見つかりにくい場合は、無理に間に入れようとせず付近を優しくさするだけでOKです。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
AUTHOR
榎本愛子
ダンサーとして活動中に慢性的な腰痛に悩み、さらに肺気胸の手術を受けたことをきっかけに運動方法の見直しを図り、現在はピラティスインストラクター/くびれダンストレーナーとして活動。10年後・20年後の将来も、好きなことを好きでい続けるための運動術を伝えている。資格:STOTT PILATES Matwork /NY Luigi's Jazz Centre 公認 /バレトンソールシンセシス /サウナ・スパ健康アドバイザー
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