歩くとすぐ疲れる、すぐ座りたくなる人は親指の関節に注目を!正しい姿勢と足裏の上手な整え方3選
お散歩をするとすぐに疲れてしまう。すぐに座りたくなる。どうしてでしょうか。気持ち良くお散歩をする前に改善しておきたいことがあります。それは姿勢と足の正しい使い方。さっそく見ていきましょう!
疲れにくい体作りはふだんの姿勢と歩き方から始まる
新緑の季節、お散歩が気持ち良くなってきました。しかし、少し歩いただけですぐ疲れてしまったり、すぐ座りたくなったりということはありませんか?
歩き方を見直すことも大事かもしれませんが、その前に、普段の立ち姿勢や足裏の使い方から見直してみると良いかもしれません。
壁を利用して立ち姿勢チェック
●かかとを壁につける
●両足かかとはつけ、つま先はこぶし一つ分あける
●膝と膝をくっつける
●腰(お尻)を壁につける
●肩を壁につける ※両肩甲骨の間の筋肉がつかわれている場合、肘もつく
●頭を壁につける ※アゴは軽くひき、目線は遠く一点を見る
いかがでしょうか? 正しい姿勢で立つためには、腹筋、背筋、足の筋力の強さが必要なことが分かると思います。
また、試してみて以下の点が当てはまったら正しい姿勢から少し離れた状態です。
当てはまる項目はありましたか?
●膝と膝がつかない(O脚の可能性あり)
●膝と膝がつきすぎる(X脚の可能性あり)
●腰と壁の間に握り拳1個がすっぽり入る(反り腰、骨盤前傾の可能性あり)
●腰と壁の間に手のひらが入らない、頭も壁につきづらく、アゴが上がる(猫背、骨盤後傾の可能性あり)
正しい姿勢を意識したあとは、歩き方も見直してみましょう。
疲れない歩き方のポイント
正しい姿勢で疲れない歩き方ををするには、かかとから着地し、親指の付け根に向かって重心移動することがポイントです。
親指のつけ根には下の図のようにMP関節があります。かかととMP関節をしっかりつかうことが土踏まずが上がり、体重が分散され、クッション性のある疲れない歩き方へと繋がっていきます。
足裏から整えるⅠ
足のジャンケン(グーチョキパー)を繰り返す。グーは両足先を曲げる。チョキは親指を手前にしたり遠ざけたりする。パーは指のつけ根の間を開く。
足裏から整えるⅡ
①正しい姿勢で立つ。両足先10本持ち上げる
②小指を床へ着地
③小指を着地したまま、親指を床へ着地
④人差し指、中指、薬指はそーっと床へ着地
足裏から整えるⅢ(壁を使います)
①四つん這いになり、左足を手と手の間にいれる
②右足を大きく後ろへ蹴り、壁に足裏をつける。MP関節をしっかり曲げ、かかとで後ろの空気を蹴るように強く足裏をつかう。両手は指の腹を床につけ高さをだす
※反対足も同じようにおこなう
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
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