【正しい姿勢・歩き方になる】足裏センサー“メカノレセプター”を活性化する「かんたん足裏ほぐし」
足裏の状態が良くなると、身体にある大切なセンサーが活性化し、姿勢や歩き方の改善後ほか、筋トレ効果もアップします。足裏の健康が大事な理由と、簡単足裏ストレッチをご紹介します。
足裏には大切なセンサーが存在
私たち人間は、全身のバランスを取るためにさまざまな場面に応じて無意識に複数の筋肉を使っています。そこで重要な役割を果たしているのが足裏にあるメカノレセプターというセンサーです。
メカノレセプターとは?
足裏にあるメカノレセプターは、地面の傾斜や凸凹などの微細な情報を脳へ伝えるセンサーの役目を持っています。このセンサーがきちんと働いていることで、私たちは地面の状態に合わせて必要な筋肉を瞬時に反応させ姿勢バランスや歩き方を調整することができています。自分の姿勢や歩き方に不安がある人やバランスをとるのが苦手な人は、足裏に注目してみてください。
足裏メカノレセプターの分布図
センサーがうまく機能していない足とは
扁平足
扁平足の足裏の体重移動を示したのが下の写真の緑色ラインです。理想の体重移動ライン(オレンジ)と比べて、かかとと親指以外は明らかに離れてしまっているのが分かります。扁平足は内側に体重がかかりやすいことから足の親指が動きにくいという人も多く、センサーにもうまく反応できない状態になってしまいます。
裸足になる機会がない・平らな地面に慣れ過ぎている
最近では機能性に優れたスニーカーなどたくさんありますが、裸足で過ごす時間をとることは足裏センサーを敏感に保つためにも、足指を活性化するためにとても重要なことです。
また、平らな地面での生活に慣れ過ぎている場合も同様。たまには意識してデコボコ道を歩いてみましょう。
足裏にマメやタコがある
足裏にマメやタコがあるという人は、足裏の使い方を間違えていたり、合わない靴を履いていたりする可能性があります。また、マメやタコはセンサーの働きを鈍くしてしまいますので、足裏筋肉の使い方を良くするだけでマメやタコの改善にも繋がります。
足裏センサーを活性化する方法
足裏センサーが活性化すると使うべき筋肉の反応も良くなるので、普段の姿勢にも歩き方にも良い影響が出ます。また足裏センサーの機能がアップすると、筋トレやヨガなどの運動効果も出やすくなります。
足元を温める
お風呂にゆっくり入る時間がないときでも足元だけでも5分〜10分程度ゆっくり温めましょう。血流が良くなり足裏の筋肉のこわばりも取ることができます。
足首まわし・足指グーパー
床や椅子に座り、片足をもう片方の足の太ももに乗せ、手で足首をつかんでくるくる回しましょう。他に、足指グーパー運動もおすすめです。
かんたん足裏改善ストレッチ
朝昼晩いつ行ってもOKなストレッチですが、筋トレやウォーキングなどの前に行うとエクササイズの効果がアップします。
①フェイスタオルなどをくるくると巻いて、直径2センチ程度の棒状にします。
②土踏まずをタオルにあてまっすぐ立ちます。※かかとと足の指はしっかり床につくようにタオルの厚みを調整しましょう。
③骨盤を右回り左回りそれぞれ10回ずつゆっくり回します。回しながら足裏にかかる刺激をしっかり意識しましょう。
AUTHOR
Masako Janeway
ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、ハワイの文化を学びながら人と地球にやさしい暮らしを実践中。大自然溢れるハワイ島からオンラインを通じてヨガ、瞑想、ボディコンディショニングなどのセッションを世界中の方へ提供中。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。
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