あなたの足裏は硬い?やわらかい?【硬さは不調のもと】硬さをチェックしながらほぐす簡単ストレッチ
足裏の硬さを意識したことはありますか?足裏は全身の中で小さな部分ですが、立った時の全身のバランスを保ったり、骨盤の安定や姿勢を維持する、大切な役割を果たしています。本来の働きができるよう、硬さをチェックしながらストレッチをしてみましょう。
足裏の筋肉の役割は?硬くなるとどうなる?
足裏の筋肉は複数ありますが、それらはまとめて「足底筋群(そくていきんぐん)」と呼ばれ、主に次のような役割があります。
姿勢の維持
足裏は立った時に地面に設置している部分なので、姿勢に大きく関わっています。筋肉が硬いと立ち姿勢のバランスが正しく取れず、骨盤や腰に負担がかかり姿勢が崩れてしまいます。
足にかかる負担を減らす
足にはアーチがありますが、それを支えているのが足底筋群です。筋力が弱くなるとアーチを支えきれずに扁平足になり、歩行、走行時に受ける衝撃が大きくなって足が疲れやすくなります。
運動パフォーマンスを上げる
私たちは地面をしっかりと踏み、その反作用で歩いたり、走ったりしています。この力が弱くなると運動時のパフォーマンスにも影響が出てきます。
硬さをチェックしながらストレッチ
動かすことで足裏の硬さに気づくことができます。硬さをやわらげるにはふくらはぎのストレッチも必要です。両方の伸びを感じられるように動かしてみましょう。
脚を伸ばして
① 両脚を伸ばして座る。
② 息を吸って、つま先をすねの方に向けてかかとを前に押し出し、足の裏を伸ばすように。息を吐いて、足裏を丸めるようなつもりでつま先を前に向ける。
③ これを1セットとして、3-5セット繰り返す。足の裏だけでなく、ふくらはぎの筋肉も伸び縮みしているのを感じながらゆっくりと動く。
四つ這いで
① 四つ這いになり、両膝と両足を揃える。
② 両手をついたままお尻を後ろに下げ、両手も後ろに引いて、お尻をかかとの上にのせる。手で床を押してお尻でかかとを押し続け、足の裏を伸ばす。
③ さらに伸びを感じたいときは、上半身を起こし、つま先を立てたままの正座をする。背筋をまっすぐに保って3-5呼吸ホールドする。
●体重はつま先ではなく、母指球(親指の付け根)に乗せるようにましょう。
●膝の下にタオルやクッションを当てたり、お尻とかかとの間にクッションを挟むと膝ヘの負担が減ります。ただし、鋭い痛みを感じる時は無理に続けないでください。
④ 終わったら足の甲を床につけて正座になり、両手を後ろについて上半身を斜め後ろに倒して足の甲をストレッチする。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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