〈逆効果〉肩コリで腕を回すとゴリゴリと鳴る人「ちょっと待って!」正しく肩甲骨をほぐす方法
肩がこった~!と思ったとき、反射的に肩をゴリゴリと回していませんか?実はそれ、逆効果になっているかもしれません。
肩甲骨周りがゴリゴリと鳴る原因は?
肩こりを感じた時、腕を回すと「肩甲骨周りがゴリゴリと音が鳴る」「ゴリゴリする感覚が合って気持ちが悪い」「ゴリゴリなるけど、回していて大丈夫?四十肩になってしまうのでは?」など疑問や不安に思ったことはありませんか? 実はこの音、必ずしも異常とは限りませんが、肩まわりの状態が良くないサインであることもあります。肩周りの筋肉からのSOSや悲鳴かもしれません。
腕を回すとゴリゴリと音がなる原因は、
①関節内で生じる気泡のはじける音
②硬くなった筋肉や腱が骨の近くを通るときに擦れる音
③肩甲骨と肋骨の間の滑りが悪くなることによる摩擦音、
など、いくつかの可能性が考えられています。特に慢性的な肩こりがある場合、筋肉や腱の柔軟性が低下し、組織同士の滑りが悪くなることがあります。その結果、動かしたときに引っかかり感や擦れるような音が生じることがあります。
音がなるような気がするのは、決して良いことではありません。本来、体の6割~7割は水分でできているといわれるように、筋肉繊維の間や、筋肉と筋膜、筋膜と骨など、それぞれの組織の間には血液だけでなく水分のような潤いを与える成分があり、これがあるからどのような動きをしても滑らかに形を変えて動くことができます。しかし運動不足や長時間同じ姿勢で過ごすことで、血流や組織内の水分が減り、組織同士が癒着したり動きがなめらかではなくなるということが起きます。この結果、肩こりで腕を回すとゴリゴリという擦れ合う音が鳴るようになるわけです。
肩甲骨はなぜゴリゴリ鳴りやすい?
肩は主に3つの骨で構成されています。
肩甲骨(けんこうこつ):背中にある平たい三角形の骨
上腕骨(じょうわんこつ):腕の、肘から肩にかけての長い骨
鎖骨(さこつ):首の付け根当たりから肩にかけて横に伸びている骨
肩を回すという動きには、複数の小さな筋肉に加えて、骨の動きも連動しているため、より擦れ合う可能性がある部位が多いというわけです。それに比べて股関節は、太ももの大きな骨=大腿骨と骨盤という2つの骨だけの関節のため、肩甲骨がより複雑性が高いというのもわかります。
さらに肩甲骨は肋骨とはくっついておらず、内側から肋骨ー筋肉ー肩甲骨ー筋肉、というように筋肉にサンドイッチにされて固定されています。そのため、肋骨と肩甲骨の内側についている筋肉の硬さの影響もうけるし、肩甲骨と肩甲骨の外側についている筋肉の影響もうける、という2重でゴリゴリとなる可能性が高くなるというわけです。
ゴリゴリと音が鳴るだけで、動かすことに抵抗がないという場合はやさしく肩を回すことや肩甲骨周辺を動かすことは推奨されています。しかし、痛みがある、ゴリゴリとなって気持ちが悪い気がする、引っかかる感じが強い、という場合は、回すことで症状が悪化してしまう可能性もあるため注意が必要です。
ゴリゴリ鳴るなら、回さずコレ!
腕を回した時に肩甲骨あたりがゴリゴリと鳴る原因は様々ありますが、痛みを伴う場合は炎症が悪化してしまう可能性もあるため注意が必要です。その場合はまずは肩甲骨周りの筋肉をやさしくストレッチし、血流や肩甲骨周りの筋肉を柔らかくしていきましょう。
やり方
1)四つん這いになる
2)右手の平の上に、左手の平を横向きにつく
3)背中を丸める
4)お尻を左斜め後ろに引くように、揺らす
これにより左側の肩甲骨周辺の筋肉がストレッチされます。10回程度行ったら、逆側も同様に行ってみましょう。
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